皆さま、こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチ松岡直美です。
今日は私がコーチとしたセッションの一部をご紹介します。
コーチングセッションと普通の会話の違い
コーチングセッションは、日常の会話とは異なります。コーチングセッションの時間ではコーチとクライアントはゴールを共有して、ゴールに向かって会話を進めていきます。セッションでは時間が設定されていて、15分、30分、45分、60分いろいろありますが、その時間の中でクライアントがコーチに傾聴してもらったり、質問してもらったりしながら、自分の頭の中のことを言語化していきます。
そして、コーチは「そもそもどうしてそのことを話そうと思ったのか?」「それを話すことによってどんなものを得たいのか?」「何のためにそれをしたいのか?」など【目的】を聴いていきます。
PCCを取得する目的を言語化したときの話
私が「コーチングの国際資格に申請しようかどうか?」ということをセッションのテーマにしたときの話を少しご紹介します。
コーチングの資格にICF国際コーチング連盟の資格があります。その資格もACC、PCC、MCCと段階があります。私は4年前にACC(アソシエイト)コーチの資格を取得したんですが、コーチとして活動していく中でその次のPCC(プロフェッショナル)コーチの申請をしようかどうか、迷っていました。
申請には500時間のセッション記録とセッションログ2本を英語訳で提出しないといけなくて、そのセッションログがPCCの基準に達しているかどうか?審査されます。
英語訳にも申請にも費用も労力もかかるし、その資格を取りたいのかどうかも自分でもわからなくなっていたので、セッションで扱いました。
そのときに【目的】を聴かれました。
「PCCを何のためにとりたいんですか?」
私「資格がほしいというわけではないんですけど、ACCを取得したときにバッヂがもらえてそれが嬉しかったので、PCCのバッヂがほしいと思って・・」
コーチ「バッヂがほしい、それが目的ですか?本当の目的はなんですか?」
私「憧れの先輩コーチがPCC取得していて、私がそのレベルの実力には届いてないから、記念受験みたいなもので、バッヂがほしいんですよね。」・・自分に自信がないので、お茶を濁す私。
コーチ「PCCレベルのコーチになると今と何が違うんですか?」
私「PCCレベルとかレベルに関係なく、私は今もコーチとしてクライアントさんがなりたい未来を手にいれられるよう共に歩みたいから、ただ資格取得するのが目的ではないんです。」

コ「それなら、申請しなくても今のままACCでもコーチとして変わらないんじゃないですか?でも、PCCの申請をしようと思ってるんですよね?」
目的を何度も話していくうちに、申請して受かることが目的ではなく、自分自身がもっとコーチング力をつけるために、セッションログをメンターコーチにフィードバックしてもらうことが大事だなと考えてるんだとわかってきました。
「コーチング力をつけるのは『直美さんの人生にとって』どんな意味があるんですか?」
さらにコーチからの質問が重なります。
こんな風に【目的】を深く考えていくことで、自分が本当にどうしたいのか?が見えてきます。
さてさて、多くのサポートを受けて、昨年末に申請して今年の4月にPCCを取得できて、6月にはバッヂが届きました。バッヂをみて、かっこいいなとは思ったけど、やっぱりこれがめちゃくちゃほしかったわけではなかったかな(笑)
「私の人生にとってどんな意味があるのか?」は、問いとして置いておきます。
コーチングプラットフォームでコーチングに出逢って、何のために?を考えることや、質問されることが増えました。質問される中で自分で人生を選択して歩んでいるように感じています。
一緒に学びませんか?