こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチの中村奈美です。
私がまだファウンデーション(自己基盤)を学び始めの頃だったと思います。
以前の私は、子ども関係の役員や地域の役員をやることが多く、
どちらかと言うと進んで引き受ける方でした。
誰もやる人が居なければ、私やります!と手を挙げて、同じ役を3年続けて引き受けたこともあります。
そんな私でしたので、息子の小学校PTAの大役も引き受けることになりました。
やれば楽しいことも多く、出会いや自分自身の成長もあり、「みんなのお役に立てている」
「何かいいことをやっているな」という気持ちがモチベーションとなっていました。
その辺りからでしょうか?様々な役を頼まれることが多くなっていき、
2つ3つの役を同時にやっていることもしばしば。
当然、役員の資料作りだったり、会議に時間を取られることが多くなっていきました。
仕事もあるので、段々と自分の時間が無くなり、バタバタと忙しい毎日。
つい家族にも当たってしまったりして、余裕が無くなっていくのを感じました。
いい人と思われたい私も居て、頼まれたら断れない私。
完全にキャパオーバーじゃない?
その頃、「頼まれごとは試されごと。」なんて言葉も良く聞かれ、それを引き受けることが、
今後の成長や良い出会いに繋がるはず。頼まれたことを引き受けない私はダメだと思い込み、
自分を苦しめていく一方でした。
どうしたらいいんだろう?
そんな時、コーチングプラットフォームのファウンデーションの学びの中で、
基準・境界線というものがあると知りました。
人と人の間には境界があって、自分が自分であるために、自分の持っている領域を大切にしても良い。
居心地良くいるために、自分の内側も守られる存在であるということ。
断って得られるものは、時間のゆとり。
失うものは、いい人だと見られること。
どっちの自分を大事にしたいか?
を考えた時に、もう十分役員はやってきた。
いい人に見られたい思いで無理に役員を引き受けるのは止めようと思いました。
早速、市の事業に関わる役員話がボランティアグループを通してやってきました。
Aさん:「グループから1人代表で役員を出さないといけないんだけど、平日の会議もあるから他に頼める人が居なくて・・・奈美さんにお願いできないかしら?」
私:「実は私、他でも今役員をやっていて余裕がない状態です。自分がいっぱいいっぱいになってしまいそうなので、他の方にお願いできますか?」と伝えました。
Aさん:「そうなんですね・・・。残念だわ。他をあたってみます。」
それを伝えた時、胸がドキドキして、
電話口の相手の声のトーンが下がり、
落胆する様子が伝わってきました。
でも、初めて役員を断ることができたのです。
今までの私なら無理してOKし、自分で自分を忙しくするループにはまっていたと思います。
自分の持っている領域を大切にできたことで、
「自分の歩みたい人生を歩むために断ったんだ!」
と言う気持ちが湧いてきて、自分を大切にする第一歩を踏み出せたと感じられた出来事となりました。
そして、今現在。
娘の高校のPTAで見事クラス会長を引き当て、やっている最中ですが・・・笑
あの時に自分と向き合ったことで、以前の様に、自分を忙しく、苦しめるループからは抜けだし、
良いバランスで取り組むことができています。
コーチングプラットフォームは、コーチとして、
自分自身のファウンデーション(自己基盤)を整え続ける経験豊かな講師陣、コーチが集まっています。
是非一緒に学び、より良い人生に向かって成長していきませんか?