こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの神田尚子です。
最近よく「幸せ」について考えています。
それは、所属している集まりの中、数時間をもらって、自分が考える幸せについて話しをする機会があったことが一つのきっかけです。その準備する過程で、数冊本を読みました。そのうち、最も私の中に大きな気づきを残したものがあります。今日は、そのお話しを共有させていただきます。


その本の最も大きな主張は、幸せは自分で得ることができるということです。
決して目新しいことではないかもしれません。しかし、その、示された根拠に、大きく納得を得たのです。根拠はこうです。
幸せを決定する要因は大きく3つあります。
一つ目は、最も大きな影響を与える「遺伝的要因」です。幸せを決定する要因のうち、50%を占めています。
人は、何か嬉しいイベントがあれば、喜び、幸せを感じます。また逆もしかり。辛いことがあれば、悲しみ、不幸せ被ります。
しかし、いずれの場合も時間が過ぎれば、平常に戻ります。この平常が、平均的幸せの基準から高い、低いは遺伝的に決まっているということなのです。

二つ目は、「環境要因」です。幸せを決定する要因のうち10%を占めます。
お金があるのかないのか、健康であるのか病があるのか、器量がずば抜けていいのかそうではないのか、豊かな環境に生きるのか否か。
いずれも大きな要因として私たちは感じることは事実です。しかし、それは全体の10%に過ぎないのだと。

三つ目、残り40%を占める要因は「日々の意図的な行動」です。
具体的には、12個の行動が明らかになっています。
その中で、私自身が自分の中に取り入れていきたい、そして、その行動を継続して習慣にして行けそうだと思うものが3つあります。

まず一つ目は「感謝する」ことです。人にも物にも。有難いと思うだけではなく、しっかり言葉にして伝える。
感謝を伝えたい相手に対して、感謝を伝えることができる自分に対して、そして、感謝が生まれた事実に対して、幸せを味わうことができます。
そして、二つ目は、「人生の喜びを深く味わう」ことです。
時に、「毎日同じことをしている日々に単調さを感じ、もっと大きなことをしなければいけない」と思うことが私にはあります。
しかし、毎日同じことができることに意味をみいだしたり、その中に訪れる何気ない美しい光景を味わえたりすることはしみじみとした幸せです。
例えば、久しぶりに都会に降った雪が、翌朝の太陽に照らされ、輝くしずくとなって溶けていく。見落としてしまいそうな一瞬を味わい尽くすことで、確実に感じることができる幸せがあります。
そんな一こまを毎日大切に見つけていきたい、見つけていける感性を持ちたいと感じています。
最後に、三つ目が「考えすぎない・人と比較しない」ことです。これは、コーチングで大切にしている「囚われないこと」「囚われを手離すこと」にほかありません。
私は自分がまだまだだなと思うことがしばしばあります。例えば、自分自身、年齢的にも立場的にも、仕事において人を育てるという段階にとっくにきています。
部下の成長は自分のことより嬉しい。そんな心境に、当たり前のようになりたいと願っています。
しかし、自分を超えていく後進を、全面的に肯定することに「努力を要する」自分がどこかにいます。
これは「追い抜かれることを良しとしない」ということに囚われている自分が確実にいるということです。この囚われの渦中にいては、勿論幸せを味わうどころではありません。
囚われる自分が情けなく、許しがたく、「嫌い」なんです。だからこそ、囚われを手離し、これら負の感情から解放されることを目指すために、敢えて、意図的行動として習慣に取り入れたい願っています。
ただし、この三つ目の行動を習慣にしていくには、在りたい姿をしっかり描く必要があります。
ぶれずにこの姿を描き続けるには、「自分はどうなりたいのか」「その先には何が待っているのか」を問いかけ続ける必要があります。
この自分への向き合い方を教えてくれるものが、コーチングです。自分のゴールとその先にある未来を描くことで、人との無駄な比較、そして、考え過ぎから来る囚われから解放してくれます。

幸せをより濃く感じるために、あなたもコーチングを学んで幸せになる習慣を始めませんか。