コーチングプラットフォーム認定コーチの星野敬子です。

助産師として町のクリニックに再就職して7年。大好きな助産師の志事と同時に地域のボランティアにも参加して充実した毎日を過ごしています。

コーチングを学ぶ前は助産師は「好きな仕事」でした。それが「大好きな志事」に変わったのはコーチングを学び、承認について深く知ることができたからです。

お産の入院期間は短く、入院日を含めて5日くらいで退院されます。急に呼ばれてお産に立ち会うことも多く、最低限の情報を収集して臨んでいました。その最低限の情報の中に「産婦さんのお名前」の優先順位は低いものでした。なぜなら、お名前を呼ばずとも「ママ」で通じていたし、励ましの言葉だけでも相手には届いていたから。

母子ともに無事にお産をすることのみにとらわれて、ともすれば「指導」中心のお産もたくさんありました。結果はもちろん大切ですが、そこに産婦さんという「ひと」を介在させることが新しい家族を迎えるためには大切だと今は考えています。

コーチングにおける承認とはありのままを認めるスキルであり評価ではなく、相手の存在そのものを認め、成長や変化に気づきその事実を認めることです。

コーチングを学んでからは、お産の時は必ずお名前を呼び(存在承認)、どんなお産がしたいのかを確認します。がんばっていることそのものを認め(行動承認)その上でいまするべきことをお伝えします。目的を達成するために一歩ずつ歩をすすめ、今をともに喜び(結果承認)、頑張っているお母さんにもおなかの赤ちゃんにも陣痛を乗り越えるたびに承認を繰り返します。

そこから産婦さんと助産師の信頼関係がさらに強固に構築され、いろんな情報を知ることから産後の指導の幅も広がりました。

生まれたばかりのわが子を最高の笑顔で見つめるお母さん。二人を見守るお父さん。大好きな助産師の志事に幸せを感じ、自信も持てました。

コーチングスキルはセッションのみでなく、日々の人間関係やお仕事にも良い結果をもたらします。毎日の幸せをより幸せに。一緒に学びませんか。