こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチ古賀詩乃です。
3人の子ども達を育てる中で、コーチングを学んでから子育てがガラリと変わった私の体験をお伝えしたいと思います。
何か少しでもお役に立てば嬉しいです。
~ペーシングというスキル
ファウンデーションベースドコーチングの講座の中では、コーチがクライアントのペースに合わせることを学ぶ機会があります。
ペーシングというのですが、相手の状態に合わせるスキルです。
普段、何気なく交わしている会話も、相手のペースに合わせると相手はとても話しやすく感じます。
反対に、相手のペースを無視して自分のペースで話をすると、相手はとても話しにくく感じ、
思ったことを話せなくなります。
このことを学んで、はっと気づいたのは、私は普段、子どもと話をしている時に、
「子どものペースを意識したことがない!」つまり、子どものペースを無視しているという事でした。
例えばこんな感じです。
「ねえ、ねえ、聞いてる?分かった?あれはどうなの?これはどうなの?
ペラペラ、ペラペラ、、、。」と私から子どもに対して子どものペースに合わせることなく
一方的に質問と確認のマシンガントークを繰り広げていたのです。
自分で気が付いて改めたいと思ったものの、子どものペースに合わせて話すにはどうしたらいいのか、はじめはよく分かりませんでした。
合わせようとしても、じれったくて待っていられないのです。
私は専属コーチをつけて相談しながら取り組んでいきました。
~ベテランの保育士の先生をお手本に
ある時、子どもの保育園の玄関でいつも出迎えてくれていた
年配の保育士の先生の様子を見て気が付きました。
保育士の先生は子どもの様子をみて、子どもが話せる状態になってから、かがんで子どもの目の高さに合わせて「おはよう。」と優しく丁寧に声をかけていました。
子どもに対して「イチゴが付いた可愛いお洋服ね」などなど、とてもゆっくりと、ハッキリと、声をかけています。
そして、それを聞いた子どもが、実にゆっくりと自分の洋服の胸元をジッと見て
「ここにはね、猫ちゃんもいるの」という風にスローモーに指をさして応えるのです。
ベテランの先生は、じっくりと子どものペースに合わせて待って、子どもの話を聞いているのでした。
まさに、ペーシングだ!!!
~子どものペースに合わせてみる
忙しい毎日の中で、少しでも早く子どもから答えを聞き出したいという気持ちで私は会話をしていたことに気がつきました。
これでは話したいことを子どもが話せているはずはありません。
まずは私から一方的に話をすることを止めました。
そして、試してみることにしました。
・子どもが私に話しかけてきた時に
・子どもが話したいと思う話を
・子どものペースに合わせて好意的に聞いてみる
やってみると無意識に自然に身に着けた話の聴き方は強力で、頭では分かっていても、始めは話しを聞くこともうまくできませんでした。
それでも繰り返し、コーチと一緒に取り組んでいくと次第に自分が出来るようになってくるのが分かります。
~ペーシングで手に入れた豊かな時間
しばらくすると、子どもとの会話に、これまでとは違う新しい発見がありました。
子どもは、思いもよらない心動かされる話しを聞かせてくれるのです。
子どもが「自分が嬉しいと思う事を、きっとママも知りたいだろう」と思って話してくれていて、子どもが見えている世界を見せてくれているのだということが分かりました。
このことで、生まれた豊かな時間。
幸せな関係。
子どもとの会話にはなんとも言えない充足感が漂いました。
そして話しを丁寧に聴いてもらえる体験をした子どもは、
人の話しが聴けるようになり、そして更に自己肯定感が高まってくると感じています。
~コーチングを学んで
私はコーチングを学ばなければこの幸せを味わうことなく、
気づきもせずにバタバタと子育てを通り過ぎていっただろうと思います。
コーチングを学んでよかったことは、ビジネスの現場で役に立つのはもちろんのこと、自分の身近な所でも感じることができます。
いかがでしたか?コーチングプラットフォームで学び、豊かな人生を歩んでみませんか?
コーチ一同お待ちしております。