コーチングプラットフォーム認定コーチの本間 季里(ほんま きり)です。3回目の登場です!

私が講座に参加をしたのは2018年で、8期です。ちょうど膵臓癌だった母を看取り、肝硬変と肝臓がんで治療をしながら生活をしていた父との静かな暮らしを送っていた時期でした。

はじめのころ、ろくに知っている人もいない集合研修では、部屋の中で「久しぶり〜!」と盛り上がっているグループを見ると、少し疎外感や所在のなさを感じたり、自分が誰とでもニコニコと打ち解けて話せないのがダメなんだよな、と自分にダメ出しをしたりもしていました。

そんな私でしたが、講座の中で、実は講師の話をより深く、より多様な視点で理解を深めていくことができたのは、私と同じ参加者の皆さんの話でした。講座中に他の参加者の方の体験談や、ワークを通じて感じたことのシェアなどを通して、「おお、そういう考え方があったのか!」「へえ、そういう見方はおもしろいな」「、、、、(ただひたすら、じ〜〜〜んと感動)」などということがたくさんあり、そういう多様なものの見方から、自分の理解が深まっていったように思います。

全体シェアはいきなり始まるわけではなく、講義のあとコミュニケーショングループ(コミグル)という小グループに分かれて、テーマごとに話し合ったりワークをしたりします。このコミュニケーショングループには参加者2〜4人ごとに1〜2人のアシスタントが入ります。アシスタントはコーチングプラットフォームの先輩コーチたちです。これら先輩コーチのファシリテーションで、自分の体験や考えなどを話し、そのあと全体シェアという流れ。

多様な背景を持つ参加者が集っているので、話も当然多様になります。これがコミュニティのちから!そのコミュニティのちからを信じて講座は進んでいきます。

私も時にはシェアをすることもありました。1番覚えているのは、森川里美講師の「強みを知る」という時間で、自分の強みをどう活かしているかシェアをした時のことです。私はギャラップ社のストレングス・ファインダー®で1番目の強みの資質が、着想です。着想がどう生かされたか、というシェアをしました。

「新しい部屋のカーテンが大きすぎて裾を引きずってしまうのがずっと気になっていた。裾上げを自分ですれば良いのだけれど、それをする気にもならず、ずっとそのままにしている。でもそれがすごく嫌だった。ある日、脈絡なく、急にひらめいた!そうだ!ここは高層マンションの中層階で、建物の前には何もない。だったら、窓から見られる心配もないしレースのカーテンだけで十分じゃないか!カーテンを剥がしてしまえ!と思ってそれを実行し、カーテンの裾上げもせずに放置している自分から解放されました。こういうふうに脈絡なくふわっと考えもしなかったアイデアが浮かぶのが私の着想の現れ方です!」

あの〜、それって窓のサイズ測って誰かに依頼すれば?という話だったかもしれませんが、そんなシェアでも皆さんの笑いと森川講師のポカンという表情が印象的でした。

参加者の意外な一面を知って親近感を覚えたり、そんな出来事があって今があるのね、という話などが出てきたり、それがコーチング理論とそんなふうに繋がるのね、など、コミュニケーショングループ(コミグル)で話すことや全体シェアが、知識が生きたものになる時間です。

コーチングプラットフォームの素晴らしさはコミュニティのちから。学んでいるときにそんなことを何度も感じました。一緒にこのコミュニティの仲間になりませんか!