ストレングスファインダーとはどういうものか・・・はネットにも溢れていますので、今日は私もはまった”落とし穴”について語りたいと思います。

トップ5は”強み”では無い

ストレングスファインダーのアセスメントを受けますと、トップ5が出てきますが、それは「資質」と呼ばれ、その人にとっての”やり易いやり方”トップ5であって、「強み」ではありません。
え? 強みじゃないって? 正確に言うと「強みの元」であって、使いようによっては、強みになったり、逆にパフォーマンスを落としてしまうこともあるのです。この”パフォーマンスを落としてしまう”のが曲者で、それぞれの資質はどういう出方をするのかしっかり知っておく必要があるのです。

私の資質トップ5は 着想 / 学習欲 / 分析思考 / 共感性 / 信念 で、新しい事を知ったり、色々なアイディアを出したりしていると、モチベーションがあがってくるのですが・・・

過去、ストレングスファインダーに触れる前ですが、会社の中でこんな経験がありました。

「お前の言っている事はよく分からない」

当時、社内業務を効率化するために、色々なツールや仕組みを企画する仕事をしていました。
「あ!これを行ったら社内の人が楽になる!」
という思いが浮かび、それを絵にして上司(複数)に見せると・・・
「うーん、お前の言っている事は、よく分からない」
「なんかフワフワしてるんだよな・・・」
等、ネガティブコメントばかり。そして、それが毎回続くもので
「あぁ、自分には企画とかアイディア力が無いんだなぁ」
と、どんどん自信を無くしていった事がありました。

「着想」という資質は、アイディアを出すのが得意で、浮かんだアイディアが別のアイディアと繋がり、新たなアイディアになったり、放っておくと頭の中はアイディアだらけで、それをそのままパワーポイント等で図にしてしまうと、考えた自分は分かるのですが、着想的発想がない方にとっては、その繋がりが分からず「???」となってしまう事がある・・・これが当時の私には思い切り出ていたのです。
これに気づいたのはストレングスファインダーを学んだ後でしたから、その時から10年も経ってましたが、
「あー、あの時の自分の行動と上司の反応は!」
と気づきました。そして、それまでの間、自分の強みの元をずっとしまい込んでいた事に気付いた訳です。

資質をうまく使いこなして初めて 強み

34個の資質は強みの原石、それぞれが自身に特有な強みへの道しるべであると同時に、パフォーマンスを落としてしまう出方があるので、それをしっかり理解して、自分が上手く使いこなしていかないといけません。つまり、使いこなして初めて「強み」になるのです。

一緒に深める仲間の大事さ

一人で書籍を読んだり、Webページを見ているだけですと、なかなかそれに気づけません。私も実際そうでした。ストレングスファインダーは、単なるやり方診断ツールという訳では無く、コーチングのための一つのツールです。フィードバックを受けることにより、無意識で使っていた”強み”に気づけたり、自分の使い方が間違っている側面に気づけたりします。逆も然りです。そういった、自分を深めていく仲間を得るためにも、コーチングプラットフォームの学びの場はとても有益なKikkakeの場になると思います。