今日もコーチングプラットフォームのブログを開いて下さりありがとうございます。
コーチングプラットフォーム認定コーチ@松本美和です。

あなたには
〇〇ねばならない
という囚われがありますか?

今日は、三人の母としてかつて自分をがんじがらめにしていた
私の囚われについて書いてみたいと思います。
ぜひ最後までお読みいただけましたら嬉しいです。

私は、自営業を営む父、そして専業主婦の母。
祖父母と弟二人という家族構成のもと長崎の田舎で育ちました。


学生の時には寮に入っており、三食も厨房で作られたものを
決まった時間に食べることもできたので
就職して東京に出てくるまで ほぼ世間を知らずの状態で成長した感じです。

一人暮らしを始めてびっくりすることがたくさん
まず、スーパーに行けば食べるものが何でも手に入る。
おにぎり3個450円のパッケージを見た時の衝撃はいまだに忘れられません(苦笑)

私はそれまでお惣菜なるものを目にしたことがありませんでした。
そしてそれは、私にとってはどこか
本来、《普通の人は手にすべきではない,口にすべきものではないもの》に映っていました。

実家の母は 食生活改善委員としても活動をしていました。

「一日30品目取るのは当たり前」
が口癖でしたし
食にうるさい祖父は 昔、コック長をやっていて
「手作りのものが一番。」
と、手作りのキムチをほおばる人でした。

私の中で
【手作り以外のものを食べると健康を損ねる】
【そもそもお惣菜を外で買ってくるような人は怠け者だ】
という刷り込みがなされていたのかな思います。

私は結婚して、妻、主婦、そして母になりました。

お料理はどちらかというと好きでしたし
同時進行でやることは私の得意なことでしたから
私も、そこそこ30品目を狙える状態にはなっていました(笑)

最初は子育てにどっぷりの専業主婦でしたから
特に困ることもなく数年が過ぎました。


東京はお金を出しさえすれば、欲しいクオリティのものや食品を
簡単に手に入れることが可能です。
でも私は、【手作り】にこだわりました。
子どもたちに、手作りのものを作って与えることは
母親として当然の役目だと思っていましたし、
何より、そんな私のことを自分自身 大好きでした。

でも、三人の子育てって想像以上に忙しい。

自宅でピアノを教え始め
子どもの通う幼稚園で役員とかやるようになると
時間をやりくりできた私に陰りが見え始めます。

子どもたちを幼稚園に送り届けた足で
【父母の会室】で役員のお仕事をやり
自宅に戻ったら、
子どもたちと一緒にリビングには上がらず
そのままレッスン室に直行する生活に変わりました。

そのため、朝、幼稚園に向かう時は
お昼のお弁当を詰め、おやつも用意。

キッチンのカウンターには 夕食がずらりと並ぶ。
そんな風景でした。
息子の友達が遊びに来た時
「おまえんちってさ、この時間に夕食が並んでてすごいな」
と言われていたと、ずいぶん後になって息子から聞きました(苦笑)

実際のところ
手際のよさは誰にも負けないと思っていましたが
そんな私でも あの頃は、かなり大変な状態でした。
私のこれまでの一生の中で あの頃が一番忙しかったと思います。


私はだんだんとイライラが募ってきました。

怒る必要がないところで 子どもに当たり散らし
帰宅した主人にも、ストレスをぶつけていた悲惨な日々が続いていました。

私は主人に繰り返し訴えました。

自分はこんなにもがんばっているのだと。
それなのに毎日こんなに忙しいのだと。
そして、
あなたはそんな私に何もしてくれないと・・・。

主人は言いました

「毎日ちゃんと作る必要はない。
 なんなら土日は外食したっていいし、
 お惣菜を買ってくることもできるよ」と。

でも、私はそんな選択は嫌でした。
私のレベルが下がる気がしました。

「お惣菜なんて食べさせたら 子どもたちの身体によくない。
そんなの食べさせるなんて 母親失格だわ。
あなたは私の気持なんかちっともわかってない。
父親は気楽でいいわよねー(涙)」

主人はそれ以上のことは私には言いませんでした。


あの頃の私はコーチングに出逢ってはいませんでした。

自分がどんなことに思い込み、囚われを持ち
そして相手だけでなく、自分自身を苦しめていたことに
当然ながら 気づくことができないでいました。

私は
自分のできることを手放して
お惣菜を買ってきて、食卓に上げるような
そんな いい加減な妻や母親になりたくなかった。

それは妻失格、母親失格だと心から思っていたのです。

私が幼いころから母がやってくれたことは
【母たるもの、こうあるべき】
というレッテルに塗り替えられていました。

「私は専業主婦だったんだし、
 あなたは仕事も持っているのだから
 同じようにできなくて当たり前」
という母の言葉も
素直に受け取ることはできませんでした。

(こんな私じゃだめだ 失格だ)

ほんとに、苦しかったですね。
だって、体調が悪いのに お惣菜を買えないんですから・・・汗


私は そののち
コーチングプラットフォームでファウンデーションを学び始めました。

その学びの中で
自分の思い込み、囚われ
そして 自分はどんな人に見られたいのか?
について 何度も何度も考え続ける時間を得ました。

今ならわかります。

私は
【一日30品目食べさせることが
 妻として、母として認めてもらうための絶対条件】
だと思い込んでいたのだということを・・・・。

主人も子どもたちも
そんなことひとことも望んでいなかったのに・・・
です。

今の私は
あの頃の自分の思い込み、囚われに気づき

そして 背負う必要のなかった重たいお荷物を
一つ一つ降ろすように
だんだんと身軽になっています。

あの頃の私に 声をかけることが可能であれば
今の私なら言うでしょうね。

「もし、あなたがお惣菜を
ずらりと夕食のテーブルに並べたとしても、 
あなたはステキな奥さんだよ、いいお母さんだよ」
って。

そして 今あらためて
お惣菜を買って食べてみて思うのです。

「あの時は、あれほど手放せないものだったけれど
今考えてみれば、あんなに無理してここに時間をかけなくても
手に入るものがたくさんあったのねー
私が作るより 実際おいしい(爆)」
と。。。。

今の私は
家族と私にとって
何が一番大切なのかな
ということを考える段階まで来ています(*^_^*)

さて
あなたはいかがですか?

ご自身で囚われているものはありますか?
そしてその囚われは
あなたにとって どんな意味をなしていますか?

ぜひいつかお会いして
聞かせていただける日を楽しみにしております。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

何か、今回の内容が皆さんが
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