こんにちは。アメリカ在住の田辺さちえです。初キッカケ投稿です。FBCのコーチング基礎で「傾聴」を学んだことで、親として私の行動に「変化」があったので書いてみようと思います。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
講座内で「傾聴」を学ぶ時、2人1組になって、いろんな姿勢で話を聞くんです。体を斜めに向けたり、携帯をいじりながら話を聞かれると、話ができないし、寂しさといったらなかったので、ちゃんと向き合って話を聞くってこんなにも感じ方が違うんだと印象に残っていました。
アメリカで生まれ育っている娘は、中学でバスケをしているのですが、7年生(日本の中2)のシーズンで娘の学校はレギュラーシーズンを勝ち越し、プレーオフへ駒を進めました。そして迎えたベスト4入りをかけた大事な一戦。一進一退が続くなか、娘のミスから失点へ・・・。ここで流れが変わったように感じました。
「オーマイガッ」
こういう時、アメリカ人は正直(笑)。チームメートのパパさんは頭を抱えるし、ため息も聞こえるし、親としては、超居心地悪くて穴があったら入りたい気分・・・。
昔なら「何やってんの!!」と声を荒らげていたかもしれません。でも、ただじっと、耐えました。頑張れ、頑張れと思って。ベスト4入りはならず負けてしまいましたが、試合中に「傾聴」のワークがよぎり、娘のミスを責めないことだけはしようと決めていました。
家に帰りお腹を満たし、娘が落ち着いてるとき、
「お疲れ様だったね」と話かけ、「バスケをやっていてよかったことは何?」
と聞いてみました。
娘「友達ができたこと、自分がインプルーブしたと感じること、スクールコミュニティーにもっと加わってる感じがするって感じかな」
私「そうだね、練習休まず行ったもんね。友達ができたのは、〇〇(娘)からも話しかけたり、プレーのこと褒めたりしていたからからだと思うよ」
体を正面に向け、ちゃんと向き合っている姿勢で話を聞き、私から見た娘の強みを伝えると、娘も心を開いて素直に言葉を受け取ってくれたように感じました。
でも、昔はこうはできなかったと思います。日本語学校の宿題ができないと、ガミガミケチをつけて泣かせ、寝っ転がってやりたくないと駄々をこねる娘に足蹴りされたこともあります(汗)。
周りの子と比べてできないことに目がいって、できないところを変えよう、伸ばそうとしていましたが、
相手の成長のためには何が必要なのかを考えられるようになったところは、大きな変化。
コーチングに出会ってなかったら「鬼ママ」まっしぐらです。
娘は高校生になった今でもバスケが好きですし、ティーンエージャーとなっても風通しのいい関係を持てているのは、コーチングを知り、日常に生かせているからだと思います。
私だからできたのではなく、誰もがいつからでも変わることができる。そんなことを実感できるのがコーチングプラットフォームです。