みなさんこんにちは
コーチングプラットフォーム認定コーチ 松本美和です。
いつも私たちのブログを読んでくださってありがとうございます♪
子どもたちは今、夏休み真っ只ですね。
保護者の皆様には きっと普段にも増して忙しい日々をお過ごしかとお察しいたします。
ただ、
『夏休みは自分で考えて行動して欲しいのに
私が指示しないと 一人では何もできなくて困っている』
そんなお悩みをお持ち親御さんは少なくないようです。
そこで
今日は、お子さまをお持ちの保護者の皆様へ
かつての私の体験談を書いてみたいと思います。
お役に立てましたら幸いです

それでは質問です。
お子さまは親の声がけがなくても
自分で行動できるタイプですか?
それとも、自分ではなかなか行動を起こせないタイプですか?
私は今、ピアノの先生をやっています。
我が子を育てていた時は、私自身はコーチングというものを知りませんでしたが、レッスンには学びがいろいろ活かせていると思います。
かつて、Gくんという小学4年生の男の子がいました。
自分の意思をはっきり主張することができない控えめな子。
いつも大人の顔色を窺って、上目遣いで相手の顔色を覗き込むような視線で見つめられるのが私にとっては痛々しく、Gくんにもっと自分に自信を持って欲しいと思いました。
君の強みはなんですか?
私はまずGくんに聞いてみました。
「Gくんの得意なことはなに?」
「得意なこと? 別にないよ・・・」
「スポーツとか、得意そうだけどね〜。
走って速いとか だれかに褒められたことはないの?」
「・・・・ない」
もともと口数の少ない子ですので、質問を重ねれば重ねるほど
どんどん無口になってしまい、このやり方じゃダメだと
方向性を変えることにしました。
先生が思う君の素敵なところ
「G君とレッスンをしてて先生が感じていることを伝えていい?」
「・・いいよ」
不安そうにGくんは私の顔を覗き込みます。
「Gくんってね。器用な子ではないのかもしれない。
でもね、コツコツやることはピカイチだと先生は感じてる
どう思う?」
Gくんは(先生は何を言っているんだろう?)と不思議そうに聞いています。
「だって、毎日ピアノを練習しているでしょう?
約束したことを毎日ちゃんと続けられるってすごいことなんだよ。
大人でも、約束を守れなくて人に迷惑をかけている人が、世の中にはたくさんいる。
でもGくんは、誰も見てなくても、ちゃんと継続してる。
これって実はすごい力なんだよ。
忘れないでね!!!」
それから私は、毎回レッスンの前に
「Gくんの強みは何?」
を聴くようにしました。
最初の1か月間は なかなか言えませんでした。
そのたびに
「誰も見てなくても、コツコツできるところ!!」
と伝えて
それを反復してもらうようにしました。
継続は力なりですね。
2か月を過ぎたあたりから
照れながらも
「誰も見てなくても、コツコツ努力ができる」
と言えるようになっていきました。
それと同時に
普段は 上目遣いだった視線が
だんだんと、私の目をまっすぐに見て
話ができるようになっていきました。
大人の私たちが子どもたちに伝える必要がある
大人の私も、コーチングに出会う前は
周りと比較して、自分に強みがあるなんて全然理解できなくて
ほかの人は自分のことをどう見ているのだろうかと
いつも不安でした。
人ってこんなものです。
何十年生きていても、気づかないことってたくさんあります。
そんな私たちですから
子どもたちの不安な気持ちを取り除いてあげられるのではないかと思います。
相手の長所、強みにいち早く気づいて
それをフィードバックという形で伝える。
そうすることで、自分では気づいていなかったところに視点が向き
のびのび、その子らしさを発揮できたら
私たち大人にとっても とても幸せなことだと思いませんか?
子どもたちの自己信頼を高めるために
私たち大人には、できることがたくさんありそうです。
自分を知り活かす
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その両方のプログラムを学ぶことができます
ぜひ一緒に学んでみませんか?
講師アシスタント一同
あなたにお会いできますことを楽しみにしております
