こんにちは!

コーチングプラットフォーム認定コーチ、日下部亜希子です。

私がコーチングを学び始めて2年が過ぎようとしています。

本当に深い深い学びの中で、螺旋階段をのぼりながら少しづつ成長している自分の姿を見つけられることがとても嬉しく、またときには「全然だめだ~」ともがきながら自分と向き合い続けファウンデーション(自己基盤)を整えたい、と日々取り組んでいるところです。

そんな学びの中でも、今回は「フィードバック」についてお伝えしてみたいと思います。

フィードバックとは

「自分のことは棚に上げて」「事実を具体的に」「感じたことを率直に」「相手のために伝える」

フィードバックのことをこのように学びました。

私の仕事である「音楽教室の先生」として、フィードバックを使うことは、自分のためにも相手のためにも、とても効果的です。

以前は

「こうやって弾かなきゃだめ!」指示命令のような言い方しかできず、一方的だったレッスン、、、でも今は、生徒の状態を鏡のように映して

「先生には今の演奏、○○のようにきこえたよ」

<Iメッセージ>で伝えることで、生徒もうけとりやすくなり、お互いの信頼関係も深まったように思います。

そして、日常でも「フィードバック」は、コミュニケーションのスキルとして使えるものです。

ここでは、私が家族との関わりの中で、あれは上手にフィードバックできたなあ、と思うエピソードがあるので紹介します。

日常のひとコマで

私はその日、夫の運転で名古屋(片道2時間半)へ向かっていました。講座受講のためです。

いつも「超」がつくほど安全運転な夫なのですが、その日は、何かが違いました。どうもブレーキを踏むタイミングがいつもより遅いのです。

どうしたんだろう?めずらしい…。

「今日の運転危ないよ!ちゃんと前見なきゃ!」

と言いそうになりましたが、なんだか夫の機嫌を損ねそうだと勝手に思ってしまいました。まあほんのちょっとのことだ、いいや!何も言わないでおこう、としばらくは黙っていました。

でもやっぱり気になる。でもなあ、運転のことに口出されるのって嫌だよなあ、どうしようかなあ…悶々としていました。

しかし!やはり安全にかかわることだから、これは伝えなくては!もしかして体の調子が悪いということもあるかもしれない!

そこで私は、こんな風に話しかけました。

私「今日、どっか調子悪い?」

夫「いや?なんで?」

私「今日のお父さんのブレーキ、いつもより遅いように感じるよ。もし体の調子でも悪いんだったら心配だな、と思って」

事実を伝えること、感じたことを相手のために伝えること、を心がけました。

フィードバックをしたのです。

少し無言の間があった後、「実は…」と話し始めた内容は…

釣り好きな夫なのですが、名古屋へ向かっている途中に、「そうだ!釣具屋に行きたい!」と思いついたんだそう。でも時間も限られている。私を会場に送って、お気に入りの釣具屋へ行って、戻ってきて、時間は間に合うだろうか。

そんなことを考えて、焦っていたんだと。

そ、そうだったんだ!ウケる(笑)

・・・ふたりで大笑いでした!

私「実はこのこと言おうか迷ったんだよ~怒っちゃったら嫌だなって思って」

夫「運転がいつもと違うなんて、気づいてなかった!」

はじめに思い浮かんだ「危ないよ!」という一方的な言い方では、お互い気まずくなってしまったかもしれません。

「フィードバック」がふたりのコミュニケーションを和やかなものにしてくれました。

コーチングプラットフォームで提供されているFBC講座では、コーチングの学びに加えて、自分の土台「自己基盤」を整え、強化していくことが大切にされています。これも一緒に学んだからこそ、自分のために、相手のために、フィードバックができたのだと思っています。

自分の本当の想いを大切にしたい方、そして、それを相手に伝えて、自分も相手も幸せになりたい方。

コーチングプラットフォームで、お待ちしています!