こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの三木梓です。
初めてKikkakeブログ投稿します。
「がんばってるね。」
「ありがとう、助かったよ。」
患者さんや先輩看護師にそう言われたとき、私はいつもこう返していました。
「私なんて、まだまだ。」
「全然できてないです。」
本当にそう思っていましたし、素直に「ありがとうございます」と言うことができませんでした。
看護師として働く私は、いつも“誰かのため”に動いていました。
勤務中はとにかく患者さんのケアを優先し、カルテ入力は後回し。
ケア記録や看護計画に追われ、残業は当たり前。
夜勤じゃない日にも、夜の病院に行って入力作業をしていたこともあります。
でも、どれだけ頑張っても、自分に◯(マル)をつけることはできませんでした。
できる同期や先輩と比べては落ち込み、失敗するたびに
「私は看護師に向いていないのかもしれない」と、自分を責めてばかりいました。
そんな私が出会ったのが、コーチングでした。
印象に残っているのは、ファンデーション講座の「自分の内側に持っているコップ」です。
自分のことをずっと大切にできていなかった私のコップは、もうボロボロになっていました。
いくら何かを注いでも、大きな穴があいていて、満たされることはありません。
私は、一生懸命やってボロボロになっても、自分を認めることができませんでした。
いや、きっと、自分のことを見ようとすらしていなかったのだと思います。
コーチングを学ぶ中で、私は少しずつ“自分”に目を向けられるようになりました。
・失敗しても、ほんの少しできている部分に目を向けられるようになったこと
・小さなことにも「できてるね」と、自分で自分に◯(マル)をつけられるようになったこと
・褒められたときに、素直に「ありがとう」と言えるようになったこと
看護師としての働き方も、少しずつ変わってきています。
“がんばりすぎない自分”を許せるようになったことで、心をすり減らさずに人と向き合えるようにもなってきました。
今では、”私が私を認めること”ができて、少しずつ自分のことを好きになってきました。
過去の私は、“とにかく一生懸命がんばること”で、自分を守ろうとしていたのかもしれません。
私がコーチングを学んで気づいたのは、
誰かのためだけじゃなく、“私の心”を一番に大切にしてもいいということでした。
まだまだ、自分のダメなところばかり見てしまうこともあります。
でも今は、そんな自分もまるごと受けとめながら、
少しずつ自分のペースで進んでいけばいいなと思っています。