コーチングプラットフォーム認定コーチ、日下部亜希子です。

今回のブログでは、ファウンデーション・ベースド・コーチング(FBC講座)を学んだからこその気づきの体験をお話します。

ファウンデーションというのは、自己基盤のことです。「自分軸」とか「自分の土台」というふうにも言われます。

このファウンデーションを整えるために、自己理解を深め、自己受容や自己信頼を高めていく取り組みを、FBC講座で学ぶことができます。

ここからの体験談は、とくに「自己受容」についての体験談です。

義姉夫婦との関わりから

昨年のことですが、遠方に住む義姉夫婦が、法事のため我が家に来てくれました。

義姉夫婦は、私にとって何でも話したり相談できる、大切な存在です。仲もよいし、いつも来てくれるのを楽しみにしていました。

お義姉さんたちと会話しながらご飯を食べたりできるのは、とてもうれしいことでした。

なのですが…

5日ほど滞在したお義姉さんが「明日帰るね」と言ったとき、私にある感情がわき起こりました。

それは

「ホッとする」という感情でした。

えっ?大切な人たちなのに、気を使わない相手なのに、なんで?

一瞬私は、この感情を「なかったこと」にしようとしました。お義姉さんたちに申し訳ない、私はなんてイヤな人間なんだろう!

でも

考え直しました。

この「ホッとする」気持ちも、まぎれもなく私の気持ちです。それを自分自身で受け止めてみよう、と思ったのです。

こんな考えが持てたのも、ファウンデーションを学んで自分と向き合ってきたからだと思います。

「そうか、ホッとしたんだね」

そうやって受け止めてみると、さっきまでざわざわしていた心が落ち着きました。いつもの自分のペースで生活できてないことが、少し負担だった、ということが見えてきました。

そして、以前義姉夫婦が帰るときにも、このような「ホッとする」感情に出会っていたことを思い出しました。

そのときは「なかったこと」にして、その気持ちにふたをしていたので、あとあともなんだかイヤな気持ちを引きずっていました。「また来てね」と言いながらも、なんとなく噓をついているような、複雑な気持ちで見送っていました。

そのように俯瞰してみることができたことで、私の心はす~っと軽くなりました。そして翌日を迎えました。

翌日、帰っていく義姉夫婦に、私は心からこう言いました。

「さびしくなるよ~!また来てね」

この「さびしい」という気持ちは、私の本物の気持ちです。また来てほしい、というのも。でも、「ホッとする」というのもまた本物の気持ちです。義姉夫婦の車を見送ってから、ルンルンしている自分を責める自分は、もういませんでした。

相反する感情を同時に持ってはいけない!どちらかにしなければダメだ!と思っていた自分がいたのかもしれません。でも、人の心は複雑なもの。そんなあいまいさも受け入れることができた、自己受容ができた私の体験談でした。

後日談として…

最近、私の音楽教室の発表会がありました。義姉夫婦は毎年発表会の日に来てくれて、片付けなどの手伝いをしてくれます。でも、今年はどうしても予定が合わないとのこと。

「発表会の前日までならいられるから、なにか手伝うよ」と言ってくれましたが、それでは逆に私が準備に集中できない気がしました。

「お義姉さん、それだったら来てくれない方がありがたい!ごめん!」

あまりにはっきり言ったので、電話の向こうでは苦笑いが聞こえてきましたが(笑) でも、「自分はこうしたい」としっかり伝えられた自分に誇らしさや清々しさを感じています。

これからも自己受容を通して、自己基盤を整え続けていきたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この内容が、皆さんがコーチングやファウンデーションに興味を持ったり、学ぶkikkakeになれば、うれしいです。

FBC講座では、講師の全体に向けてのレクチャーや、小グループに分かれて双方向に意見交換を行ったりして、学びを深めていきます。各グループに1名以上のアシスタントがサポートするので、安心して学んでいただけます。

ぜひ一緒に学びませんか?