自分の内側から溢れ出てくるもの、それが自己源泉

みなさん、こんにちは。

コーチングプラットフォーム認定コーチの山田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

今回はファウンデーション(自己基盤)の中の、「自己源泉を見つける」に関して、私の体験談を織り交ぜながら言語化いたします。

自己源泉、普段なかなか聞きなれない言葉だと思います。

自己には、自分自身・己(おのれ)、源泉には、地中から水が湧き出てくる場所。水が湧き出る様子から転じて、物事・金銭や考えが発生する源としての意味も存在する。(Wikipediaより)という意味があります。

よく温泉などで、「源泉かけ流し」そんな表記を見かけることも多いのではないでしょうか?源泉には、絶えず湧き出てくる、意味合いがあるようです。

つまり、ファウンデーションの中で捉えている、自己源泉というのは、外部からの刺激というより、内部、つまり自分自身の内側から湧き出てくる、エネルギーや、ヤル気やモチベーションと言ったものになります。

このような自己源泉を見つけることは、普段忙しい日々の中で、ついつい疎かになってしまうことでもあります。しかし、きちんと時間を取って向き合うことにより、遠回りに感じるかも知れませんが、自分が自分らしくいることにも繋がっていくと言われています。


ニーズとの違いから考える、自己源泉のこと

自己源泉を考えていく時に、一緒に考えていくと良いとされているのが、「自分のニーズに気づき、満たす」のニーズのことです。

こちらのニーズに関しては、以前こちらのブログで言語化したことがありますので、よろしければ、そちらもご覧いただけるとニーズのイメージが湧きやすくなるかと思います↓

ニーズと自己源泉の一番の違いは、ニーズは、人からこう見られたいなどのセルフイメージと絡んでいることが多いのですが、自己源泉は、あくまでもベクトルが自分自身、内側に向かっていて、ある種、他者からの評価などは気にならないと言った感じです。

厳密にニーズや自己源泉をきっぱりと分けることはできないとも言われているのと、生きていくうえでニーズは必要で、例えば、私の話をすれば、「優秀に見られたい」というニーズがあるからこそ、仕事などを含めて頑張って成果を出すということにも繋がっている大切なものです。

ただ、ニーズばかりに目を取られ、いわゆる他人の目を気にしてばかりいて、他人のために成果を求めるようになってしまうと、自分を見失ってしまうこともあるので、上手くニーズと付き合っていくことが必要になってきます。

そういった時に、ニーズだけでなく、心の底から楽しみ、時間を没頭し、夢中になってやれる自己源泉に目を向けることができると、より自分らしい人生を歩めるようになるのではないでしょうか。


夏休みに戦国武将の伝記を読み漁り、手当たり次第に読書感想文を書いていた小学校時代

少し前置きが長くなりましたが、私自身の自己源泉に関しての体験談をさせていただければと思います。

自己源泉は、1つだけでなく、いくつかあると言われており、私自身も現時点で3つほどあるのですが、今回はその中で、私が最も大切にしている「言語化」についてご紹介いたします。

ちなみに、自己源泉は、諸説ありますが、8歳~10歳ぐらいの時に形成されると言われています。「えっ?自己源泉って、見つけるもんじゃないの?!」そんな声が聞こえてきそうですが、実はそのぐらいの年齢に形成されているので、どちらかと言うと、自己源泉に気づく、自己源泉を取り戻す、そんな表現が良いのかも知れません。

私が、自己源泉と向き合う時に、最初に思い出したのが、小学校3,4年生の頃の、夏休みの読書感想文です。私は、当時戦国武将に夢中で、織田信長、武田信玄、上杉謙信、徳川家康、伊達政宗、毛利元就などなどの伝記を読み漁っていました。

そして、その感想文は、夏休みだと1つ提出すればいいのに、それぞれ読み終えた後に、感想文(言語化)を書いて、その中で選りすぐりの感想文を提出していました。(記憶が正しければ(笑)、伊達政宗の感想文をチョイスしたと思います。)

当時の記憶を呼び覚ますと、伝記を読んで、そのことの感想を書くということを、時間を気にせず、ひたすらに行い、そして、それを親兄弟に、各武将の良さを力説(言語化)していた自分を思い出します。

また、それ以外にも、文章を書くことが好きで、いわゆる作文が好きな(得意かどうかは別として(笑)自己源泉は、得意とは違い、そのことが好きという感覚が大事になります。)少年でした。


どんなことに夢中だったかを母親に聞いてみた

自己源泉を見つける時に、自分で8歳~10歳の頃の記憶を呼び覚ますことに加えて、私自身が行ったのは、私の子どもの頃のことを一番知っている人、つまり親に当時のことを聞くことでした。

「えぇ~、なんか恥ずかしい!」と思われかもしれませんが、やはり当時のことを一番近くで見ていてくれたのは、親ですので、勇気を出して聞いてみましょう。

私であれば母親でしたので、何かの拍子にフィードバックを求めたところ、「昔から、文章良かったものね。」と言われ、短い文章ではありましたが、「やっぱり見ていてくれたんだぁ。」と温かい気持ちになりました。

それ以外にも、「真伸は、小さいときから皆との会話で人を楽しませたりしていましたね。」と自己源泉の言語化に繋がる言葉をもらったりもしました。

ぜひ、自分では自己源泉がわからない!そんな方は、ご自身の子どものころをよく知っている方に聞いてみてください。きっと、自己源泉のヒントをもらえると思います。


「言語化」という存在の当り前さからわかること

私は、自己源泉が言語化であることを改めて理解したことにより、普段から行っているSNSでの発信だったり、Webでの連載だったり、人前で話したりすることが、「よくわからないけど、全然苦とかではなくて、それこそ準備段階から夢中になって、楽しくできる。」そんなことに気づくことができました。

言語化すること自体は、自分にとって当たり前すぎて、気づかないことでもあるようで、私はnoteというブログで、誰から言われたわけでもないのですが、一人黙々と言語化を続けて、600日以上連続で更新しています。

人から言われるのは、「なんでそんなに続けられるの?」「ネタ切れとかしないの?」などですが、自己源泉である言語化という観点から格好いい言い方をするならば(笑)、「勝手に言葉が湧いてきます。」そんな感じですが、それこそ、もっと大袈裟に言うなら、呼吸するのと同じ感覚とも言えるのかも知れません。

少し余談ですが、私が今行っているコーチという仕事は、言語化という観点から見ると、私は自分がクライアントやスピーカーとして言語化することも好きですが、それと同じぐらいに、クライアントの方やご一緒した方の言語化を聞くことも好きです。

私の大切にしている言葉に、「言語化は未来をつくる」があるのですが、人は、言語化をすると、そのことを実現するように脳が働きます。それは、私自身もそうですし、クライアントの方々がセッションなどを通じて、言語化することによって、ご自身らしい未来を描いて、そこに向かっていらっしゃる姿を見ています。

その意味で、私は、「言語化」をすることも好きだし、聞くのも好きなのだと思います。言語化は、話す、書くだけでなく、絵をかいたり、物を作ったり、人それぞれ表現の仕方があるかと思います。

最後に、コーチングの定義は様々ありますが、私がよく使うのは、

「コーチングとは、自分の価値に基づいて、自分らしい成果(ゴール)を明確にして、自分ならではの未来を創造していくプロセス。」

この価値というのが、今回の自己源泉ということになります。

ファウンデーションを学んでいく中で、とても大切で、その人が時間を忘れてでも没頭できること、その人らしさを象徴するものとも言われています。

ぜひ、皆さんも忙しい日々の中で、一度立ち止まり、自己源泉に向き合ってみてはいかがでしょうか?


おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

何か、今回の「自己源泉を見つける」この内容が皆さんがコーチングやファウンデーション(自己基盤)を学ぶKikkakeになれば嬉しいです!!

自分らしい豊かな人生を過ごせるようになってくるファウンデーション(自己基盤)を学ぶ手段として、コーチングプラットフォームのファウンデーションベースドコーチングの講座で学ぶこと、とってもおススメです。

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