言語化を意識したことはありますか?
私がコーチングの講座を受講して、最初に衝撃を受けたのがこの「言語化」という言葉でした。
FBCの講座では、朝、数人のコミュニケーショングループに分かれて、その日の参加の目的などを話すのですが、初めて参加したその日にご一緒した方がこう言ったのです。
「○○を言語化したい。」
言葉の意味は分かるのですが、
「言語化とはどういうこと?」
「何故言語化したいの?」
意図が分からなくて、一気に取り残されたような、そんな気持ちになりました。
そんな私が、その後コーチングを学んで、「言語化」することがどういうことなのか?感じたことを、今日はお伝えしたいと思います。
ある日のコーチとの対話の中、こんなことがありました。
コーチ:「周りにどう見られたいの?」
私 :「う~ん・・・」
「凛としていたい、と思っている。」
コーチの問いからは少しずれてしまったのですが、問いを聞いて私の中に沸き上がってきた言葉が「凛としていたい」でした。
見られたい以前に、自身がそうありたいと強く感じたのです。
と同時に「凛ってどういうことだろう?」と新たな疑問が生まれてきました。
言葉について調べてみると・・
「凛」:厳しい寒さやりりしいこと
「凛として」:引き締まった、冴えた,清々しい様子
(出展:実用日本語表現辞典)
私の中では、背筋をピンと伸ばして誰にも頼らずにすっくと立っている、そんなイメージが湧いてきました。
そうか、背筋をピンと伸ばして誰にも頼らず
すっくと立っていたいんだ!
それまであまり考えてみなかった自身の在り様について気付いた瞬間でした。そして、これが私の原動力になっていることにも気が付いたのです。
他人を頼ったり、お願いするのが苦手な私。
時には、何故なんでも一人で抱え込んでしまうのか?悩んだりすることもありました。
が、仕方がないのです・・誰にも頼らずすっくと立っていたいのだから。
そう分かると、ちょっと清々しい気持になって、自身を受け入れられるような気持になりました。
そうなんです!
「言語化」とは、自身の奥にある想いに耳を傾け言葉にすること。
初めて講座に参加して「言語化」という言葉を耳にしたときには、「物事の内容を詳しく説明する」とか「定義づけをする」というような意味だと勝手に思ってしまい、一気に取り残されたような気持になったのでした。その後、実は自分の気持を正直に言葉にすることだと気付いて、改めて「素敵だな!」と思いました。
普段は気付いていない自身の心の奥にあるものが、言葉にすることでどんどん沸き上がってくる・・私にとって「言語化」することは、無意識下にあるものを意識下に炙りだしていくことなんだと思います。
コーチとのセッションやこのkikkakeブログへの投稿など、自分自身の無意識の中にある本当の想いと向き合い「言語化」する・・そうすることで、自分を信じ許すことができると今は感じています。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
あなたにとっての「言語化」とは?
一緒に考えてみませんか?