コーチングプラットフォーム認定コーチの吉田裕子です。
今日は、ある出来事から私の「価値」について考え、充実感を得た話をしたいと思います。

我が家では、毎年お盆に、息子家族と妹家族、姑、私の母などを招いて、総勢16人(内子供4人)のちょっと大掛かりなバーベキュー大会をします。
今年も例年通り、バーベキューの後にはスイカ割りや花火をして、子供達も大盛り上がりで楽しかったのですが、後片付けをしながらふっとこんなことを思いました。
「なんで毎年、時間とお金をかけてやっているんだろう?」と。
勿論、孫達やおばあちゃん達、姪や妹夫婦を喜ばせたい!という思いでやっているのですが、それだけではない、そんな気がしたのです。

実はバーベキューをする少し前、私はパーソナルファウンデーションに向き合う講座に参加していました。
その時のテーマが「価値に向きあわせる」で、自身の「価値」について考える、そんな体験をしていたのです。

*「パーソナルファウンデーションに向き合う」とは?
人生の質を高めるために、自己基盤の強化を目指すアプローチ。
取り組む「10の柱」の中のひとつに「価値に向きあわせる」がある。

*「価値」とは?
自分にとって大事なこと。人生に充実感をもたらすもの。
8歳の時にやっていたこと、また、お金を払ってでもやりたいこと、などといわれる。

その講座の中で、8歳の時にやっていたことを数人でディスカッションするうちに、私の価値に関係しそうな言葉がいくつかでてきました。
「思いつく」「計画する」「完璧にする」
そういえば・・と思い出したのが、中学で生徒副会長をやっていた時のこと。

新設校で校庭にはバスケットゴールがなく、あったらいいなと思いついたのがベルマークでした。
「ベルマークを集めてバスケットゴールを買おう!」
そう思いついた私は、顧問の先生や生徒会の仲間に働きかけて、学校の玄関に、種類別に仕分けできる大きなベルマーク入れを設置したり、各学級にベルマーク委員を置いて活動を促進する、など、どうすれば早くたくさん集めることができるか?を考え実行していきました。
その結果、任期の一年で念願のバスケットゴールを買うことができたのです。
私にとって何より楽しく、充実感を得た思い出です。

思いついたことを自由に計画し実行する・・「私は思い通りにプロデュースするのが好きなんだ!」
改めて自身の価値に気が付いた瞬間でした。

そう考えてみると・・冒頭のバーベキュー大会も正しくそう!なのです。
*どんな食べ物や飲み物を用意すればいいか?
*椅子やテーブル、コンロ、クーラーボックスやごみ箱の配置は?
*快適に過ごすために何が必要か?(ランタンや虫除けなど)
*どんなイベントがあれば楽しいか?(花火やスイカ割り)
集まる人の顔を思い浮かべながら、計画をし準備をする・・その過程がたまらなく楽しい!お金を出してでもやりたいことなんだと気付かされました。
片づけはしんどいけれど、それでも毎年やっているのは、そういうことだったのです。

他にもまだまだあります。
*毎年年末30日に親戚一同が集まって行う餅つき。(コロナ流行まで35年ほど続けてきました)
*地域の少年団の代表をした時のお祭りやバーベキュー大会。
*PTA役員の時におこなったクラスハイキング。
*仕事では、800人収容のホールを借りて行うダンスイベントを20年間やり続けたこと。

どれも「私一人でやったほうが早いし、きっと喜んでくれる!」と思い込んでやってきたのですが、今思えば、「思い通りにプロデュースする」という私の価値がそうさせたのかもしれません。上手くいったのは、周りの協力を得られたから。労いの言葉や報酬なんかは、どうでも良かったのです。

私は長年、運動指導の仕事をしていますが、スポーツクラブに所属したことは、仕事を始めた頃を除いてはありません。
「枠組みや内容を決められるのは楽しくない!!」
そうなんです、運動教室の企画・運営を思い通りにすることが、私にとっては大事なのです。
市町村や様々な法人からの依頼で教室や講座を担当する時も、基本、担当者と相談しながら、最終的には私の思い通りにさせていただいています。
だからこそ、今の仕事が楽しいし、続けていけるのだと思っています。

今までは、私を突き動かしているものが何か?意識することもなく、当たり前のようにやってきました。が、こうして「価値」に向き合ってみると、やってきたことが腑に落ちて充実した気持ちになれるだけではなく、安心して前に進める・・そんな風に感じています。

ファウンデーションを学ぶことは、自己信頼に繋がります。
一緒に学んでみませんか?