コーチングプラットフォーム認定コーチの吉田裕子です。
今日は、「コーチング」が良く分からないまま学び始めた私と、私の周りに起こった変化についてお話ししたいと思います。

私は、公共の施設などで、一般成人や高齢者を対象に、運動で元気になってもらう・・そんな仕事を29年間続けています。が、コロナが蔓延し始めた2020年には、施設の閉鎖などもあり、全ての仕事がストップする事態となりました。その時、先が見えない不安もあって、何か学ばなければ・・と思い学び始めたのが「コーチング」でした。「コーチングを仕事に活かそう!」とか「プロコーチとして頑張りたい!」とかを、特に考えていた訳ではありません。
何か学んでいなければ不安で仕方がない・・そんな気持ちで学び始めたのです。が、コロナ禍も次第に終息し、仕事も元に戻り始めた頃、ある変化に気が付いたのです。

 以前より仕事が楽しくなり、教室のお客様が増えている!

初めはコロナ禍もあり、運動不足を気にされている方が増えているのか?くらいに思っていたのですが、コロナ禍の前に比べて、教室の数が2つ増えたばかりではなく、10名で始めた教室が20名になり、40名くらいだった教室は60名を超えるなど、お客様の数が明らかに増えてきたのです。

 これはコーチングを学び始めたからではないか?

コーチングを学ぶことで、わたしの中の何が変わったのか?考えてみました。

まず、頭に浮かんだのは、あるお客様から言われた意外な一言でした。「私は、動きたくて、先生の指示に従っているだけなのに、いつも先生は『ありがとう』と言ってくれる・・こんな先生初めてやわ!」誉め言葉として言ってくださったのですが、これを聞いて私は「え?」と思いました。
これまでも、お客様への礼儀として、指示通りに動いてくださった時など、何度も「ありがとうございます」と言ってきました。が、こんな風に言われたのは初めてだったからです。
と同時に、私が礼儀として使っていた「ありがとう」がお客様を思いやる「ありがとう」として伝わっていたことに私自身が「え?」とびっくりしてしまったのです。

以前の私は、仕事として、お客様全体の健康や身体について考え向き合ってきましたが、正直、お客様お一人お一人に興味を持って接してきた訳ではありませんでした。
教室としてグループで行うことが基本で、「個」ではなく「全体」に目を向ける・・そんなスタンスで臨んできました。
形だけではなく、精神的にも、教室の参加者全体と私が相対している、そんなイメージです。

が、コーチングで、クライアントとコーチが(精神的に)横に並んでゴールを目指す、そんなスタンスに触れ、私のお客様に対する意識が変わってきました。

 相手に寄り添い、相手を尊重する

コーチとしての姿勢が、知らず知らずのうちに、お客様一人一人を大切に扱うように、私を変えてくれたのかもしれません。

また以前は、一方的に私が話をするだけで、お客様から言葉をもらうことなど、念頭になかったように思います。「こんな先生初めて!」という言葉を聞くことがなかったのも、私に「聴く姿勢」がなかったからかもしれません。

コーチングプラットフォームの講座では、まず、「傾聴」を学びます。
「聴く」ということはどういうことか?
何故それが大切なのか?
ワークなどの実践を通して体感することができます。

実際に学んでみて、私は、それまでいかに人の話を聞いていなかったか、ということに愕然としました。
自身の価値観で答や方向性を決めつけて聞いていたり、無関心になっていたり・・・
相手がどうしたいのか?どうなりたいのか?に興味を向けることなく、ただ聞いていただけでした。

そのことに気付き、お客様一人一人に興味を持って接してみると、今までにないコミュニケーションが生まれ、ご自身のことを話される方も増えてきました。
「傾聴」を心がけることで、知らず知らずに一方的ではない、双方向のコミュニケーションが生まれているように、今は感じています。

 だからこそ!以前より仕事が楽しくてお客様が増えている!

コーチングを学んで、私が変わると周りも変わる・・
より楽しく生きていくkikkake(きっかけ)になるかもしれません。
一緒に学んでみませんか?