こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの遠藤一樹です。

今回は、気持ちを大切にしていく日々に変化したことで得られたもののお話です。

妻:「今日は過ごしてみて、どんな気持ち?」
自分:「…。難しくて答えられない…。」

自分の気持ちを訊かれて、何も思い浮かばなくて、この質問の正解や間違いは一体何だろうかと考えていました。これがコーチングや自己基盤と出合う前である2019年の自分の姿です。

気持ちを頭で考えるものだと思っていました。感じるものと気づくまで、継続的な妻の問いかけにより、2年を費やしました…。問いかけられるまで、知らない質問でした。日本語のようだが、日本語として理解できない質問が、自分の気持ちを振り返る話でした。

今では日常生活の朝食や鳥の鳴き声と小川のせせらぎが聞こえるキャンプで、「今日は目玉焼きが食べられて嬉しいな。オリーブオイルで焼いて食べるのはステキだね。これを食べられて今日も良い日。キャンプで目玉焼きを焼くときの時間の流れは違うね。ジーッと静かに待つ時間がマインドフルネス。出来上がったときの瞬間がたまらない。この目玉焼きをハーブ入りのソーセージと食べると美味いんだなぁ。食べて心が満たせる」と思えるようになりました。

それまでは、目玉焼きを食べること作ることは単なるタスクだと捉えていましたね。一日の中で片付けていくものと捉えていました。

数ある日常生活の中で取り組むもの。この中に気持ちを乗せることを一つもしてきませんでした。

そもそも、「どう過ごしたい?」「どんな気持ちで一日を終えたい?」「それを取り組むことで、どんな気持ちになりそう?」と、自ら問いかけることもなかったですし、友人からも両親や親戚にも問いかけられることはなかったと記憶しています。

日常生活で取り組むものは、すべてやり遂げて当たり前だと考えていました。ベッドから起き上がって会社へ出社するまでの間、朝食作り、部屋の掃除、ベッドから起き上がったら掛け布団はキレイに整える、朝食を食べた食器は洗っておく、洗濯物を干すことはすべてやり遂げる。

やれたら、そんなことは当たり前と考えて、やれなかった時は「なんだ自分はできなかったのか!」と自分を責め、「ここまで頑張ったね!」と声掛けをしてきませんでしたね。

しかも、朝のうちに取り組むものと思っていましたので、出来ないのであれば朝早く起きればいいと考えました。そこに微塵も自分の気持ちはどうなのかと思うこともなく、頭で考えていましたね。

睡眠時間が欲しいと、微かに感じることもありましたが、自分の父から「人は死んでから永く寝られるよ」という言葉を思い出して、「それだったらやってみるか」と日常生活を力んだ時間の過ごし方にしっていった自分になっていきました。

やれない自分はダメな奴。そんな自分として捉えていた自分です。親からの家事の手伝いも依頼されたら、すぐにやるものだと思っていました。何かをしていると、早くしろと言われて怒られてしまったので、自分は後回しにしてきました。

タスク優先の考え。依頼はタスク。だから依頼関連は、すぐにやるものと思っていましたので、自分からの依頼もすぐにやってもらうべきものとも考えていました。やってもらえないとモヤモヤしたものです。

頼まれごとは試されごと。だから、すぐにやるものと思っていました。そんな考えもあり、日常生活のタスクはやれて当然と思っていました。

3年前に、あるコーチとお話する時間がありました。日常生活の話題と振り返りの時間。

コーチ:「目玉焼きが美味しいと感じられる日々が送れるといいですね」
自分:「まぁ、うーん、そうですね…。(心の中では目玉焼きなんて毎日食べられて当然。美味しいと感じるって、どういうこと?日々のタスクの一つですが…)」

日々のタスク。まるで、タスクのミルフィーユです。そのミルフィーユの中に自分が埋もれていました。

一体、何が自分の気持ちを捉えるようになってきたのか。振り返ってみれば、継続的な妻からの「今日の気持ちは?」と問いかけられてきたことです。その時、妻がしてくれたことは受けとめる、そして自分は何でもいいから話して言語化することです。

時には言語化できないこともあります。その時も「そうなんだね」と受けとめてもらいました。このすぐに言語化しなくて良いが自分にとっては衝撃的でした。待ってもらえることが衝撃的だったのですよね。すぐに実行に慣れていましたので、置いておくこと慣れていませんでした。このような経験をしているので、受けとめること、置いておくことはコーチングや自分との関わりでは重要なキーワードだと感じています。そして、これらが得られたことで、ゆったりとした時間を送れるようになりました。

自分の気持ちを捉えたり、表現できるようになるには時間がかかるものだと感じています。人の差はあるかもしれませんが、少なくとも「3分で完成!カップラーメン思考!」では無理な話です。じっくり関わっていくことが大切ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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