1日目のテーマは「セルフイメージ」。
私たちは普段、自分をどう見せたいか。その思いを、無意識のうちに行動や言葉、選択に映し出しています。
「その〇〇を通して、どんなアピールをしていますか?」「どんな自分に見られたいですか?」
そんな問いの連続が、静かに心を揺らしました。
思いがけない自分の一面を見つけ、
「これも私だったんだ」と気づく瞬間。
自分を知り、自分と出会い直す。
会場には、そんな「内なる対話」の熱が満ちていました。
寺田コーチによるデモセッションでは、ひとつの問いかけが人の心をほどいていくプロセスを、全員が息をのんで見守りました。
誰かの変化を目の前にしたとき、人は自分の中の希望にも触れる。
そんな濃密な一日でした。
2日目のテーマは「コミュニティ」。
「2人集まれば、そこにコミュニティが生まれる」
この言葉をきっかけに、自分がいま関わっている「つながり」を見つめるワークが始まりました。
入りたくて入ったコミュニティ、気づけば距離を置いていたコミュニティ。過去に大切にしていたつながり、これから作っていきたい未来のつながり。それぞれの語りに、人生の時間が流れていました。
朝のシェアも、最後のシェアも、どの言葉にも体温がありました。
半年の歩みの中で、「自分と向き合う勇気」「他者を信じる優しさ」「感情を抱くことの豊かさ」。それらが一人ひとりの中に静かに根を張っているのを感じました。
講座の最後に、修了証が手渡されました。
おめでとうございます。
半年にわたる旅路の中で、喜びも迷いも涙も、すべてが学びでした。
アシスタント一同、皆さんの変化を見つめながら、何度も心があたたかくなりました。
ただ、この学びは「終わり」ではなく、「はじまり」です。
自分の心の声に耳を澄まし、他者の心の風景を感じ取り、その瞬間瞬間を大切にしていく。
それは一生をかけて深めていく旅。
入口はあっても、出口はありません。
これからも、自分と誰かの心に寄り添う探究を、一緒に続けていきましょう。
