こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの遠藤一樹です。

温かくなってきてゴールデンウィークが近づいてきましたね!この休みの日は、どのような気持ちを大切にしながら過ごしていきたいでしょうか?

さて、今回は自分の話し方と聴き方の傾向がどう変わってきたのかを取り上げてみたいと思います。

今となっては相手が話しているときは遮ることもなく、話すタイミングが重なってしまったときは「お話してどうぞ」と譲ることができるようになりました。そして、自分が話すときは一区切りを入れて、相手の表情なり仕草なり見て、相手が質問したり、感じたことを話す時間を作ることができるようになった自分です。

それまでのコーチングを学ぶ前はどうだったのかと言うと、自分の話に一区切りを入れることはなく、滝のようにとめどなく話を続けていました。いつぐらいからそうなっていたのか明確に覚えていません。少なくとも4年前の2019年はその状態でした。フィードバックされて初めて気付きました。

一区切り付けずに話す自分。相手が自分の話題を話しているにも関わらず、僕が感じたことを伝えて自分の場合に起きていた体験を話したり、それに関わる話に広げて、自分が会話の主導権を持ってしまうことがありました。ただ、感じたことも本当に自分が感じたことを伝えていたわけではありません。「世の中から見たらそう見えるね」「あの人から見るとそう捉えるね」と、外側や他人の尺度を使って話していました。

「あなたの話が始まると句読点がないのよね」とフィードバックしてくれたのが僕の妻でした。「句読点がないってどういうこと?」と、それまで受けたことがないフィードバックに僕は理解していなかったですね。

フィードバックを理解するまでには時間がかかるものです。そして、行動に現れるまで時間がかかります。

ある時、自分が話している最中に妻がタイマーを出してくれました。
「あなたが話始めて10分経っているよ。自分が話終えていなかったのに〜」

タイマーを見てビックリしたものです。自分自身、10分話した感覚がありませんでした。

コミュニケーションはキャッチボールと言われています。ところが、自分のコミュニケーションの仕方が相手の反応を待たずに、相手がボールをどう受け取っているか確認せず、自分が話したいことを話していたことに気付きました。

その後は相手の話をひたすら聴くことをトレーニングしてきました。日常生活においても実践し、3ヶ月平日の仕事へ行く前の時間に30分妻の話を聴くことを取り組みました。
30分、パートナーの表情や仕草と言ったノンバーバルコミュニケーションを含めて傾聴した経験はありますか?僕はフィードバックを受けるまではありませんでした。
取り組んできたことで、自分の話に一区切りおけるようになり、話と話の間に隙間を入れることができるようになりました。

現在は5分の砂時計を使ってお互いの話を聴ききる、話しきることをしています。時間が経過した後、お互いに自分の内側で感じたことを伝え合っています。

以上、句読点のないコミュニケーションのボールを投げまくっていた自分から傾聴できるように変わっていったお話でした。