こんにちは。

コーチングプラットフォーム認定コーチの杉嶋奈津子(松本亜樹子)です。

今日は、私も認定コーチとしての資格を持っているストレングス・ファインダー®(クリフトン・ストレングス®)のお話です。

ストレングス・ファインダー®とは、「さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう」という本を買ってそれについているアクセスコードを使いウェブでテストを受けると、自分の強み(のモト)が5つわかるというもの。これをトップ5という言い方をしたりします。

このトップ5は、実は「強み」ではなく、「資質」といい、これは「自分の思考・感情・行動の傾向性」なのです。つまり、「クセ」だということは、以前こちらのブログでも書かせていただきました。

今日は、その「資質」についてです。

時々こんな声を耳にします。

「ストレングス・ファインダー®出してみたけど、出た結果がピンとこない、説明書きを呼んでも、全然自分のことだと思えない」。

こういう方に、ぜひ知っていただきたい私の体験をシェアさせていただきますね。

ちなみに私のストレングス・ファインダー®のトップ5は

1.競争性® 2.収集心® 3.目標志向® 4.達成欲® 5.コミュニケーション® です。

ストレングス・ファインダー®には「トップ10」といって、それ以降の資質も10番目ちょっとぐらいは、「自分の武器」として使える、と言われています。私は
6.慎重さ ®  7.内省 ®  8.最上志向 ®  9.自己確信 ®  10. 自我 ® です。

そう、なんと、トップ10のうち5つも影響力があるという、笑ってしまうぐらいの影響力資質なんですね。ほかの実行力なども、達成欲や目標志向など「ひえぇ」と思われるものが多い。(笑)

そして、出てきた資質に関しては、おおむね「そうだよね」「うんうん、その通り」と納得感はありました。

しかしそんな中、自分にも周りにも「意外」と言われるのが6番めと7番目なんです。特に「慎重さ」は自分でも最初ピンと来なかったし、周囲の人にも「えー?」と言われるんですね。慎重さって、失敗したくないためにシミュレーションをし、見えてきたリスクを全部つぶしてからでなきゃ行動に移さない、危険なことは絶対しない、という、いわゆる「石橋をたたいて渡る」という資質。

小さいころからずーっと言われ続けて叱られ続けてきたほど「せっかち」で「おっちょこちょい」の私が、慎重さを持っているなんて・・・にわかには信じがたかった。

よくトップ5を出した後「これ、私にはないと思うんです」とか、「私には当てはまらないと思うんです」とか、「この結果は違うと思います」など、結果に納得していない、納得できない、というお話をお聞きすることがありますが、私にとっての「慎重さ」はまさにそれ。「私には、ない」ときっぱり言い切れるものでした。

しかし、それを周囲の近しい人に言ったとき「ああ、わかる~!」と言われたんです!

「なっちゃん、時々物事に急ブレーキかけることあるもんね! みんながいいと言って進めようとしているときでも、急に『ちょっとまって!○○○のリスクがあるよね』っていって止めるときあるもんね」って。

ええーーっ!うっそ~~!?
言われた私はびっくり。そんなこと、これまで考えたことがないし、やっていたつもりがない(私は)。つまり、まったく無意識にやっていたことだったのです。

ちなみに、家族に訊いてみたところ、やはり同じことを言われました。「ものすごく用心深いところあるよね」「失敗しないように、あれこれ言ってるよね」「出かけるとき、やたらと荷物多いよね。あれもこれもいるかもしれないって言って」などなど。

いやーー。自分ではそんなこと、思ってもみなかったことです。

こんな風に、ストレングス・ファインダー®の結果が納得いかない、よくわからないときには、周囲の方に訊いてみる、というのも一つの方法です。

また、別の観点から言うと、ストレングス・ファインダー®の結果は、5000の才能を、似たようなものをぎゅっと集めて34に分類して作成している、ということもあります。なので、一つの才能の説明文章がピンと来なくても、ほかの才能説明文章なら納得いく、ということもあるかもしれません。

いずれにしても大切なのは、ストレングス・ファインダー®は「自分自身を活かすツールにしか過ぎない」ということです。そして、34資質に優劣はなく、どれも素晴らしい才能のかたまりの資質であるということ。

ですので、結果の当たりはずれにこだわりすぎるのではなく、「そうかぁ。この資質を持っているということは、そういう才能の可能性も持っているのかもね」ぐらいの軽さで受け止めるのが良いのではないかなと思います。

あなたは、どんな才能にあふれていますか?