こんにちは
コーチングプラットフォーム認定コーチ 松本美和です

みなさんは
こんなにも丁寧に伝えているはずなのに
全く相手に伝わらなくて、
イライラモヤモヤした経験はありませんか?

伝えているのに相手がわかっていない場合
私たちは、相手の理解力が低いことを嘆き
時に、相手を責めたり、イライラをぶつけてしまうことがあるかもしれません。

こんな時、ちょっとした知識を持っておくことで
不必要にエネルギーを無駄遣いすることがなくなるだけでなく
相手と穏やかに会話することができます。

相手とのミスコミニュケーションを防ぐ一つのヒントとして
今日は
『優位感覚 』
について書いてみたいと思います。

私たちは、外界で起こっているすべてのことを
それぞれの五感を通して認識しています。
ただし、どの五感が優位に立つのかは人それぞれです。

あなたと相手が同じ優位感覚を持っていれば
特に工夫することなく意思疎通ができ
そこにコミュニケーションのズレはまず起こらないと言えます。

ただ、相手とあなたの優位感覚が同じでなかった場合
あなたが何の気なしにやったことや伝えたことが
相手には全く届いていなかったということも起こり得るのです。

たとえば、
『通勤電車』
という言葉から連想するものが

人によっては
ホームに溢れかえる人の列だったり

電車が来ることを知らせるアナウンスだったり

満員電車でぎゅうぎゅう詰めになった時の
人と人が触れ合う感覚だったりするわけです。

優位感覚とは、それぞれに持つその人の『得意な感覚』であり
無意識に使っていることが多いため
ズレのないコミュニケーションを取る上では
自分と相手の優位感覚を意識しておくことは重要です。

ここで3つの優位感覚を学びながら
実際、私がピアノ教室で生徒さんとの指導にどう活かしてきたか
ご紹介いたします。
ぜひあなたも、相手に伝わる伝え方を一緒に考えてみてください。

視覚優位(視覚=Visual)
この人たちは、物事を映像やイメージといった視覚の情報からキャッチすることが得意です。
そのため、このタイプの生徒さんには、楽譜をカラフルにしたり
目からの情報を増やすよう意識することが大切。
ピアノのレッスンにおいては、音の強弱を表現する時も、大袈裟なジェスチャーを使って目に見える化することを心がけました。

目から入る情報をキャッチするのが得意

聴覚優位(聴覚=Auditory
この人たちは、言葉や音で情報をキャッチするのが得意です。
耳の感覚が鋭く、注意を向ける時は、対象に耳を傾ける仕草をすることもあります。
レッスンでは、実際にピアノの音を出して聴いてもらいながら、その違いを確認させたり、また、言葉を使って補足説明するなどの工夫をすることで、確実に納得してもらうことができました。

耳から入る情報をキャッチするのが得意

体感覚優位(体感覚=Kinesthetic
この人たちは、身体の感覚や情報から物事を捉えるのが得意です。
音の強さを伝えたい時も、上記のタイプの伝え方とは異なり
実際に体に触れながら、相手の体感覚に伝わるような表現を心がけました。

体感から入る情報をキャッチするのが得意

優位感覚は、実は学生時代の学習スタイルにも現れると言われています。
教科書やノートをカラフルにまとめながら勉強をした人。
オーディオを使いながら、耳を使って勉強した人。
何度も何度もブツブツ言いながら、あるいは何度も書いて勉強した人。

あなたはどのタイプでしたか?

ちなみに結婚した時
学生時代の主人のノートを見つけ愕然としたことがありました。
そこには、何十回と繰り返し書かれていた同じ単語の羅列がありました。
私は心の中で思いました
(どうして、こんなに何十回も同じ単語を書くのだろう?
時間もかかるし何より疲れるのにバカみたい・・・)
と。

優位感覚を勉強して気づきました。
私は、ただただ目で見て覚えるタイプ。
(英単語を覚える時もせいぜい書くのは2、3回)
あとはウォークマンで聞きながらも勉強しました。
だから、英単語を何十回も書く主人のことが
全く理解できなかったんです。

世の中、本当にいろんな人がいるんですねー

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