コーチング基礎①の傾聴、基礎②の承認・フィードバックに続き
今回のテーマは「効果的なコミュニケーション」でした。

まずはコーチングのスキルのひとつでもある『質問』
「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」についてワークを通して学びました。
 
聞き手と話し手の両方を体験することで、それぞれの特徴や違い効果的な使い方、メリットデメリットについて様々な気づきがありました。

どちらが良い悪いではなく場面や内容によって使い分けることが大事ということが理解できました。

続いてはコーチングの型でもある『GROWモデル』

こちらもエッセンスのぎゅっと詰まったワークを通して基本を体験しました。
質問するコーチ側と、考え答えるクライアント側
それぞれに於いて、またその人の思考や感情の傾向性によって
感じることや思考の動きや広がりに違いが出ていることが、グループでのディスカッションやメインルームでのシェアで明らかになりました。

共通した感想は
型通りのシンプルな質問を繋いでいくだけでも
クライアントの思考は進んだり深まったりする可能性は高いということ。

まずは守破離の「守」をしっかり身につけて、そこから自分らしいセッションができることを目指しましょう。
 
午後からはICFの『コアコンピテンシー』を読んでのディスカッション

コアコンピテンシーとは国際コーチング連盟(ICF)が定める核となる能力水準のことです。
言い換えるならば”あり方や大切にするもの、立ち戻るもの”

どちらかというと概念的な表現が多く、これと言った正解や具体例は記載されていません。
また英文を和訳しているためニュアンスがわかりにくかったり日常では使わない表現も数多くあり
初学の段階やコーチング経験が浅い場合はもちろん経験を積んでもなお
「これはどういうことだろう??」と考え込んでしまうことも少なくありません。

なので1回だけでなく何度も読み返し、コーチングを実践しながら理解していくことが大事になってきます。

講座の最後は、1日の学びを踏まえての『コーチング練習』

これまでに学んできたことや今日のワークを通して手に入れたスキルを早速使いながら
15分間のショートセッションにチャレンジしました。

1日を通してのみなさんの気づきは本当に鋭く驚くばかりです。

これまでの学びを確実に吸収し、ひとつづつ階段を上っている様子がしっかりと見えました。

次回からはファウンデーション基礎②③と続きます。
これからもご一緒できることを楽しみにしています。