ブログを見てくださっている皆さま、こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチの「しげ」こと三浦茂樹です。
コーチングで最初に学ぶ「傾聴」どんなイメージを持たれますか?
「ノンバーバル」「色々なきき方」など、頭では理解していても、いざ日常の、それも慌ただしい職場の中で実践しようと思うと、意外と難しさを感じることがあるのではないでしょうか。
今回は、私が職場で「よし、今ここで傾聴をやってみよう」と決めて行動した、ある一瞬の出来事についてお話ししたいと思います。
「ながら聞き」が当たり前だった自分
かつての私は、職場で同僚に話しかけられたとき、つい「ながら聞き」をしてしまうのが常でした。
パソコンの画面を見つめ、メールを打つ手を止めず。
「仕事の手を止めたくない」という効率優先の気持ちが、無意識のうちに態度に出ていたのだと思います。
結果、相手の話が入ってこない、作業にも集中できない、、今から思うと何と失礼、かつもったいないことをしていたことか!
しかし、コーチングを学び、「聴く」ことが相手に与える安心感や、信頼関係に及ぼす影響を知るにつれ、自分の中にある衝動が生まれました。「今の自分の聴き方は、本当に相手を大切にできているだろうか? 次に話しかけられたら、一度ちゃんと手を止めてみよう」と。
0.5秒の勇気と、同僚の驚いた顔
ある日そのチャンスがやってきました。
メールの返信を打っていたとき、隣の席の同僚から「あ、ちょっといいですか?」と声をかけられたのです。
その瞬間、私の中に少しの葛藤がおきました。
「このメール、あと一行で終わるのに」「今、リズムに乗っているのに……」という小さな執着。
今までと明らかに違う行動をすることで変に思われないかという逡巡。
それでも、「今だ」という衝動が勝りました。
私はキーボードを打つ手を止めました。
そして、椅子をくるりと回転させ、パソコンから目を離して、体ごとしっかりと同僚の方を向きました。
「はい、何でしょう?」
私の顔を見て、同僚は一瞬とても驚いた表情を見せました。
いつもなら、ながら聞きしがちだった私が、完全に手を止めて自分だけを見ている。
その変化に、一瞬戸惑いつつも、明るい表情に変わったのを今でも覚えています。
傾聴することで、相手も自分も大切にする
実際にやってみて気づいたのは、体ごと相手を向くという「0.5秒のアクション」で、その後の会話の質が劇的に変わるということでした。
そしてその時は、いつもよりちゃんと相手の話を聴けた、自分の話も伝わった感触が残りました。
結果として「ながら聞き」をしていた頃よりも短時間で、かつお互いの考えや思いも伝え合うことができたと感じました。
最後にまとめ
この一度の「勇気」を出した経験から、私の中で何かが変わりました。
徐々にではありましたが、誰かに話しかけられた時に手を止めることが、頑張ってすることではなく、自然な振る舞いとして馴染んでいったのです。
「傾聴」は、特別なスキルを駆使することだけではありません。
「今、あなたを大切にしていますよ」というメッセージを、まずは自分の「体の向き」で示してみること。
もし、皆さんも職場でもプライベートでも「あ、今かも」と思う瞬間があったら、ほんの少しの勇気を持って、体ごと相手を向いてみませんか?
今までとは景色が変わって見えるかもしれません。
コーチングプラットフォームではレクチャー、ワーク、体験談、セッション練習など様々なスタイルを取り入れながら、講師、アシスタント、参加者が一緒になって学びを深めています。
いつか講座でご一緒できること楽しみにしています。