あなたにもし何かトラブルが起きた時、どう思いますか?

「またやってしまった…。だから自分はだめなんだ」

と思いますか?それとも、

「まあこんなこともあるよね。じゃあ次回はどうしようかな?」

と考えますか?

同じ出来事でも、その見方、捉え方で自分の感情は全然変わりますよね?

自分が楽になる見方ができるよう練習してみましょう!

◉「リフレーミングとは」

コーチングプラットフォーム認定コーチの秋山と申します。

今回は、コーチングの重要な技法の一つである「リフレーミング」についてご紹介します。

リフレーミングとは、物事の見方や捉え方を変えることで、ネガティブな状況や問題に対する新しい視点を見つけ出す技法です。

この技法は心理学の家族療法から生まれましたが、現在ではコーチングの重要なツールとして広く利用されています。

恥ずかしながら、初めてリフレーミングのことを知った時、

「無理やりポジティブな言葉に変換するだけで意味がないんじゃないか?」

と思っていました。

でも正しく理解すると、自分にも他人とのコミュニケーションでもとても役立つ方法でした。

「リフレーミングの実践」

「リフレーミング」はどんな場面で使われるのでしょうか?

例えば、「失敗」を「学びの機会」として捉え直すことで、その経験から成長することができます。

リフレーミングを実践するためには、まず現状を客観的に見つめ直すことが重要です。

1. 現状を把握する

問題やネガティブな状況を明確にします。

2. 異なる視点を探す

他の可能性や視点からその状況を見つめ直します。

3. 新しいフレームを設定する

その新しい視点を取り入れたフレームを設定します。

例えば、仕事でミスをした場合、

「自分はダメだ」

と考える代わりに、

「このミスから何を学べるだろう?」

と問いかけることで、自己成長の機会に変えることができます。

「リフレーミングの活用例」

リフレーミングを活用することで、自己肯定感が高まり、問題解決能力も向上します。

リフレーミングは日常生活や仕事の場面で多く活用できます。

以下はその具体例です。

○人間関係

友人や同僚とのトラブルを、関係を深めるための対話のチャンスとして捉えます。

○キャリア

職場での課題をスキルアップの機会と考え、積極的に取り組みます。

○個人の成長

失敗や挫折を、自分を見つめ直すきっかけとして利用します。

例えば、グループワークで意見が対立した場合、それを対立として避けるのではなく、多様な意見を尊重し合う機会として捉え、より良い結果を導き出すことができます。

「私のリフレーミング事例」

自分の性格について周囲から「優しい」と言われることが多かったのですが、

以前は全く褒め言葉には感じていませんでした。

私の中に、「男は強くないといけない」「優しい=弱いと同じ」という決めつけがありました。

そこで一度そのフレーム(思い込み)を外してみて、別の見方で自分を見てみました。

そもそも

「なぜ私は人に優しくするのか?」

と考えた時に、

「相手に喜んで欲しいから」

「人の役に立ちたいから」

ということもありましたが、一番は、

「そうした方が自分が楽だから」

ということに気づきました。

相手のためではなく、優しく接した方がこちらにも優しく返してくれる可能性が高まるので、結果として自分もストレスを感じずに過ごすことができる。

だから周囲に優しくしている。

そのように自分のフレームを付け替えてみると、「優しい」ことが弱さや自己犠牲だと感じることは少なくなりました。

リフレーミングは、物事の見方を変えるだけで、人生を大きく変える力を持っています。

この技法を学び、実践することで、日々の問題や挑戦に対するアプローチが変わり、より充実した人生を送ることができるでしょう。

コーチングプラットフォームでは、リフレーミングを含む様々なコーチング技法を学ぶことができます。

興味を持った方は、ぜひ私たちと一緒に学びましょう。