今回は、コーチングスキルのひとつである「承認」について、私自身の体験を交えながら言語化してみたいと思います。

ちなみに、私がコーチングを学び始めた頃、承認という言葉を聞いて思い浮かべていたのは、

承認=ほめる

というイメージでした。

もっと平たく言うと、

「承認?あぁ、人をほめればいいんだよね。」

そのように思っていたのです。


承認は、

「相手に表れている違いや変化、成長や成果にいち早く気づき、それを言葉にして相手に伝えること。

また、言葉だけでなく、相手を認める行為や態度も含めたコミュニケーション。」

と定義されています。

このことを知り、さまざまな承認のワークを体験する中で、私の理解は少しずつ変わっていきました。

承認=ほめる

ではなく、

承認という大きな枠の中に、

「ほめる」という行為が含まれている。

そして、承認の大前提にあるのは、

「相手を認める」こと

なのだと理解が深まっていきました。


承認の学びの中で、最初に「なるほど」と思ったのが、

承認には

● 結果承認
●変化承認
●存在承認

この3つがあるということです。

特に、存在承認は、承認の中でも最もベースにある大切なものだと教わりました。

この話を聞いたとき、ふと頭に浮かんだのが、私の子どもたちのことでした。

私は3人の子どもがいるのですが、

「つい、目の前の結果ばかりで子どもを承認してしまっていないだろうか」

「子どもが頑張っている成長や変化を、きちんと承認できているだろうか」

「そもそも、子どもの存在そのものを承認できているだろうか」

そんな問いが浮かんできたのです。


しかし、頭では理解していても、

「いきなり子どもに存在承認の言葉として

『生まれてきてくれてありがとう』と言うのは、少し照れくさいな…」

そう思い、なかなか行動に移せずにいました。

そんな時、ふと承認の定義を思い出しました。

承認は、言葉だけではなく、

相手を認める行為や行動も含まれる。

「そうか、言葉だけじゃなくてもいいんだ。」

そう思った私は、ある日、子どもたちにハグをしてみました。

もちろん、それまでもハグをすることはありました。

ですが、そのときの感覚は、今でもよく覚えています。


それまでと何が違ったのかというと、

心の中で、

「生まれてきてくれてありがとう」

そう思いながら、存在承認を意識してハグをしたことでした。

その時に感じたのは、

承認は、上辺だけではなく、

本気で相手を認める気持ちを持って行動することが大切なのだ

ということでした。

そして、その体験を通して気づいたのは、

承認という行為は、

相手のためだけではなく、

実は自分自身の心も満たし、温かく豊かにしてくれる

ということでした。


そしてもう一つ、この体験を通して感じたことがあります。

それは、承認というものは、

人から人へと連鎖していく

ということです。

私が子どもをハグしたあと、

子どもたちはニコニコしながら兄弟で楽しそうに遊び始めました。

その様子を見ながら、私はふと、

「自分も子どもたちから承認を受け取っている」

そんな感覚になりました。

その時に思い出したのが、先輩コーチから聞いた言葉です。

「承認のスキルが上達するには、

自分自身がたくさん承認を受け取ることだよ。」

その言葉の意味を、体験を通して少し理解できたような気がしました。

こうして、承認の連鎖があちこちで起きていくと、とても嬉しいなと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の体験が、これからコーチングを学ぼうとしている方や、

学び始めたばかりで「うまくできていないのでは…」と不安になっている方に、

少しでも参考になれば嬉しいです。

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