コーチングプラットフォーム認定コーチの岸直子です。
今日は、私の自転車をめぐる出来事について書かせていただきます。

 

見て見ぬふりのまま

今の家に引っ越してからというもの、車中心の生活になり、私の自転車は何年も雨よけカバーをかけたまま、駐車場の脇に防犯用ワイヤーで固定されていました。
そのうち後輪の空気が抜けてしまい、すぐには乗れない状態に。

朝夕の犬の散歩で横を通るたびに目には入るものの、
 空気入れがすぐに見つからないから…
 カバーやワイヤーを外すのが面倒だから…
 そもそもなくても特別困っていないから…
そんな理由を並べて、見て見ぬふりのまま時が経っていました。

 

 

やっぱりずっと気になってたんだ

梅雨入り前、貴重な快晴の朝。しかも珍しく、予定のない一日。
「さて、今日は何をしよう」― そのとき、パッと頭に浮かんだのが、ファウンデーション講座で「気がかりリスト」に書いた、「自転車のタイヤに空気を入れる」という一行でした。

その瞬間、あぁ、私、やっぱりこの自転車のこと、小さくざわざわ、でもずーっと気になってたんだ!と気づきました。

 

あの頃の気持ちを思い出す


玄関を出て、ワイヤーのロックを解き、カバーを恐る恐る外すと、久しぶりに姿を現した自転車。
目を細めて見つめながら、落ち葉を払い、ホコリや油汚れを拭き取っていくと、いろいろな記憶がよみがえってきました。

 錆びにくい素材を選んだっけ。
 スカートでも乗りやすい形を、何度も試乗したなあ。
 坂道もガンガン走りたくて、ギア付きにしたんだよね。
 前の家では、車よりまず自転車だったな…

あんなに大切にしていたのに、何年も放っておいてしまって、ごめんね。そんな気持ちが自然と湧いてきました。

 

タイヤに空気を入れてみたけれど…

車体がきれいになったところで、いよいよタイヤに空気を入れて試走。
近所のドラッグストアまで走ってみたところ、快調!…と思いきや、帰宅すると後輪がペシャンコに。
カバーの下で直射日光を浴び続けたタイヤは、劣化してひび割れていたようです。

いつもならここで諦めていた私。
でもこの日は違いました。
すぐに地図アプリで検索し、徒歩15分の場所に自転車屋さんを発見。
「これは行くしかない!」と決心します。

 

めげずに、自転車屋さんへ

再度パンパンに空気を入れ、抜けきる前に着きますようにと祈りながらペダルを踏んで、自転車屋さんに到着。

ジブリの映画に出てきそうな!年季の入った店構え。ドアを開けると人の気配がなく、一瞬引き返したくなりましたが、呼び鈴を4,5回鳴らすと、2階からおばあさんがゆっくり降りてきてくれました。
事情を話すと「パーツの取り寄せで1週間ほどかかるかも」と言いながら、にこにこと自転車を預かってくれました。

ところがその晩、自転車屋さんから電話があり
「もうできてますから、いつでもどうぞ」
しかも、「朝は7時からお店開けてますよ」とのこと。
驚きとともに、嬉しさが込み上げました。

 

お帰り、私の自転車!

翌朝は早起きして、犬の散歩の前に自転車を受け取りに。
店主らしきおじいさんが待っていたよとばかりに手を振って迎えてくれ、自転車を店の外へ運び出してくれました。

帰り道はスイスイとペダルを踏み、風を切る心地よさを久しぶりに味わいました。
そうそう、この感じ。ああやっぱり気持ちいいなあ。
お帰り、私の自転車!

 

小さくなかった!という気づき

家に帰り、またすぐに乗れるよう玄関横に置いた自転車を眺めながら、ワクワクする新たな日常に想像が膨らみます。

 少し遠くて足が遠のいてたあのパン屋さんにも気軽に行けるわ!
 夜遅くなる日の朝は駅まで自転車で行ったら帰りむしろ楽かも?
 ウォーキングに飽きたらサイクリングもしたらいいじゃない!
 「車で送ってもらえないから行くのやめとこう」のパターンは今後間違いなく減るなあ!

「なくても困らない」から、「あったらできることがたくさん!」に思考がどんどん変わっていくのを感じました。

見て見ぬふりをしているうちは「小さなこと」と思っていても、取り組んでみると実は自分に少なからずブレーキをかけるもとになっていたと気づきました。
何年間ももったいないことしてたなぁ。でも取り組んでそれが分かって良かったなぁ!

ファウンデーション(自己基盤)の学びの中でふれる「とらわれ」のひとつ、気がかり。
コーチングプラットフォームのファウンデーション講座では、誰もが持っているとらわれと向き合うことの価値や、その方法を学ぶことができます。

それが「コーチング」とどう関係があるのでしょう?
気になった方は是非、その答えを見つけに、体験講座にいらしてみてくださいね。