こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの高橋一彰です。


今回は、自己信頼を取り戻すためのステップのひとつである「境界線」というテーマで書かせていただきます。
「自己信頼を取り戻す」とは、「こうでありたい!」という自分をバージョンアップしていくためのもので、このステップのひとつに、「境界線を広げる」があります。これに取り組むことで、自分自身を信じる力を取り戻します。私が境界線を広げるために最近取り組んだことのひとつに「お願い事を断る」があります。
私は毎日1冊、自分が読んだ本をSNSやnote(ブログ)などで紹介しているのですが、時々、友人や知人からご依頼をいただき、お送りいただいた本を紹介することがあります。ですが、「家族が読まなくなった本があり、よろしければ高橋さんに紹介してほしい」というお話も時々いただいてまして、「これは私が引き受けるのは違うな」と感じた場合は、丁重にお断りするなどして、「境界線を広げる」というステップに取り組んでいます。

そんな私ですが、他人の境界線を踏み込んでしまった体験があります。
その体験とは、とあるコミュニティで、「オンラインでご一緒された方々との交流会(オンライン&リアル)を企画しようとした際に、私が、その範囲の枠を広げようとして、周囲にご迷惑をかけてしまった」というものです。
企画をしている時に、「ご興味があり、ご都合のつく方がご無理のない範囲でお越しいただけたら」と思っていたのですが、いろいろな方々に声をかけていく中で、とある方からのフィードバックを受けて、「実は目に見えていない方々の境界線を踏み込んでいる」ことに気がつきました。
私自身も、最初は内輪だけに留めるつもりで、枠を広げるつもりはありませんでしたが、誘っていない方々を考えると、誘われなかった場合に「私たちは誘われていない」と言われてしまうことを、私自身も想像したので、前略で述べたように、「もちろん強制ではなく、『ご興味があれば』」という形でお誘いをしたつもりでした。
ですが、それが知らず知らずのうちに、相手の方々の境界線に踏み込んでしまっていたのです。
それまでは、「境界線」という言葉は単語ではわかっていましたが、今回の失敗を機に、境界線について肌で感じることができました。
その後は、この経験を教訓に、「相手の境界線に踏み込んでいるな」と感じた時は、そっと退くなどして、相手を尊重することをより意識するようになりました。
当時としては、心身ともに冷や汗をかいてしまった出来事ですが、そういった経験があるからこそ、「今の自分がいる」と受け入れて、現在に至ります。


コーチングプラットフォームでは、コーチングのスキルだけでなく、「自分がどのようにありたいか」といった自己基盤(ファウンデーション)を学ぶことができます。
この記事を読んで、コーチングプラットフォームにご興味いただけたら幸いです。