信頼関係を築くコミュニケーション

ごきげんよう
コーチングプラットフォーム認定コーチ@松本美和です。

私たちは小さいころから
「相手の話をよく聞きなさい」
と言われ続けてきました。

では、どんな聴き方をすれば
相手は満足をしてくれるのでしょうか?
今日は
バックトラッキングというコミュニケーションスキルから
相手の話を聴くということについてお伝えしてみたいと思います。

ところで、みなさんはオウムという鳥をご存知でしょうか?

オウム
オウム


オウムは、人間の言葉をまねることができる鳥です。

「こんにちは」と話しかけると「こんにちは」と返してきます。
「今日はいい天気ね」と話しかけても「そうですね」とは帰ってきません。
人間が話した言葉の通りに返してきますね。

実はこの返しが、人と人とのコミュニケーションにおいても
非常に効果的なのです。

人はみな、自分のことを分かってほしいと思っています。
だから、話を聴いてほしいのです。
ただ一方、聞く側としては、何とかその人の役に立ちたくて
あれやこれやし始めます。

悩んでいる相手を、ただ黙ってみていられなくて
相手が欲しがってもいないのに、余計なアドバイスをしたり、
あるいは、自分の好奇心が勝ってあれやこれや詮索したりすることはありませんか?

私自身にも経験があります。

ただもし、自分が話を聴いてほしい立場だとすると
アドバイスされたり質問されたりすると
自分のことを分かってもらえない悲しみから
もうそれ以上話をするのがイヤになったりします。

では、私たちは相手の話をどんな風に聞けばよいのでしょうか?



ズバリ! オウムになればよいのです。

相手の話に耳を傾け
相手が言った言葉を、一字一句変えずにそのまま返す。

「大変だったんだよねー」
と相手が言えば 「何が大変だったの?」と聞くのではなく
「大変だったんだねー」

「仕事辞めようかなと思ってるんだよね」
と切り出されたら 理由を聞きたい気持ちはグッと抑えて
「仕事辞めようかなって思ってるんだね」

といった具合です。

同じ言葉を繰り返されることで 話し手は相手が自分の話をきちんと理解してくれていることにとても安心感を覚えます。
建設的な言葉をもらえなくても、アドバイスをされなくても
人は、冷静になれば、そのあとは自分で考え行動できる力を持っています。

相手はなぜ、あなたに話を聴いてもらいたいと思ったのでしょう?
あなたにどうしてもらえたら、相手は幸せな気持ちになると思いますか?

ぜひ、あなたなりの話の聴き方を探ってみてくださいね。

コーチングプラットフォームには
コーチング、ファウンデーションの両方のコースを学びながら
相手との関わり、そして自分との関わりを深めていきます。

ぜひ一緒に学びませんか?
講師、アシスタント一同
皆さまにお会いできますことを楽しみにしております