こんにちは。

コーチングプラットフォーム認定コーチの秋山康二郎と申します。

人とのコミュニュケーションで大事なことはなんでしょうか?

と聞かれれば、人によっていろんな答えが返ってくると思います。

今回はその中で、「質問」について考えてみます。

「質問」とは?


わからないところや疑わしい点について問いただすこと。また、その内容。

「質問に答える」「先生に質問する」(デジタル大辞泉より)


つまり、わからないことがあり、それがわかるようになるためにするのが、

「質問」ということが言えます。

ではコーチングにとって「質問」とは何か?

「質問」の種類にもいろんなものがあります。

コーチング・プラットフォームの講座でも学びますが、

1、オープン・クエスチョン(拡大質問)

 相手が自由に答えられる(拡大的な)質問

2、クローズド・クエスチョン(限定質問)

 「はい・いいえ」など限定された答えを引き出す質問

3、チャンクアップ

 塊をつくる質問。抽象化する質問

4、チャンクダウン

 塊をほぐす質問。具体化する質問

5、スライドアウト

 広げる質問

6、視点を変える

 時間:過去・現在・未来

 空間:視座の高低、視野の狭広、鳥の目・虫の目・魚の目

人間:相手(実在・歴史上・架空)

これだけの種類があります。

コーチングにおける「質問」の目的はなんでしょうか?

こちらもたくさんありますが、私が思う「質問」の目的は、

1、相手のことを知るために行う「質問」

 コーチとクライアントが全く違うものを見ていては、

 クライアントの変化は起こりません。

 「クライアントが今どんな状態なのか?」

 「どのような希望を持っているのか?」

 「何を解決したいと思っているのか?」

一例ですが、コーチとクライアントが

「同じ地図を見ている状態」をつくることで、

初めてどこに向かいたいかを共有することができます。

2、クライアントにない思考を与える「質問」

クライアントも普段何も考えていないわけではありません。

当然話している内容についても、日常何かしら考えています。

ただ、自分一人で考えていると、どうしても

自分の知っている知識の範囲を出ませんし、

考え方も同じような傾向になりがちです。

そんな時に、あえて別の視点からの問いかけをすることで、

同じテーマでもこれまで考えていなかったような思考が浮かぶことがあります。

例えば、

「部屋を片付けたいと思っているが片付かない。どうすればできるのか?」

というテーマで考えていたとします。

一人で考えていると、

・収納を増やそう

・使っていないものは捨てよう

など、「どうすれば片付けられるか?」に思考がかたよると、

そこから抜け出せなくなってしまいますが、

そんな時にコーチから、

「そもそも何で片付けないといけないと思ってるんですか?」

という「質問」をされたときに、

今まで忘れていた感覚が浮かんでくることがあります。

「そうか、オンライン会議が増えたから、みっともなくて片付けようと思っていたんだった」

それがわかるとどうなるか?

・別に今までの状態でも困っていたわけじゃない

・オンライン会議で部屋を見せない方法はいろいろある

など、これまでになかった考え、アイデアが浮かんできます。

そうすると、今まで悩んでいたこと、

「片付けようと思っていたのに片付けられない自分は意志が弱いな」

というネガティブな気持ちが軽くなり、

今までモヤモヤしていたのが馬鹿馬鹿しくなるかもしれません。

「質問」することは「疑うこと」ではないだろうか?

コーチはいつも、クライアントの話を聞きながら、

「本当にそうなの?」

という意識を忘れずに持っておきたいと思っています。

決して相手を信用していないから疑うのではなく、

相手と同じものを見て、同じ気持ちを感じるために。

相手の思い込みや意味づけだけでなく、

コーチ自身の価値観や思い込みによって決めつけたり、

評価してしまうこともあると思います。

そんな思い込みや意味づけを手放して

同じ地図を見るために、相手を自分を

「疑う」

そんな気持ちで「質問」を活用していけたらいいなと思っています。

読んでいる方の、普段のコミュニケーションにも役立てたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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