こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの遠藤一樹です。

今回は自己基盤の10の柱で扱う「境界線」を取り上げてみたいと思います。

僕は境界線を学び始めたとき、最初に思いついたものは国境でした。ある地域では、お約束の下、国境を自由に乗り越えることができます。一方、乗り越えようとすると、そこにはフェンスがあったり、壁があったり、様々な障害物が存在することがあります。そのようなイメージをしていましたので、境界線は自由に乗り越えることは基本的にできるものではないと考えていました。

講座を学んでいくにつれて、実は境界線が身近な生活の中に存在していることに気付きました。相手が境界線を乗り越えてくるだけではなく、実は自分自身も境界線を乗り越えていることがあります。

自分自身が乗り越えるイメージは湧きますか?私の場合の境界線を乗り越えた一つの例を紹介します。

私は旅行が大好きです。国内の旅行には様々手段がありますが、私は車を好んで旅行します。
自宅から500km以上離れた奈良への旅。それを車を使って旅行しました。

私には妻がいます。この日は妻へ車の運転交代をお願いしました。今まで乗ってきた車とは、ウィンカーやワイパーの位置が異なっていたようで、妻の運転を見ていて不慣れな様子でした。

運転する前から、運転しているときにも、あれこれ言ってしまう自分がいました。

「ワイパーはそっち…」
「ウィンカーはそっち…」
「あの車を追い越してもいいのでは…」
「そっちがウィンカーで、こっちがワイパーだからね。あ、ワイパーが動いた。間違えたじゃーん!」

このようなことを事あるごとに、運転している最中に言われてみたら、どのような気持ちになるでしょうか?本人に聞いてみたら、「モヤモヤした」「気分が悪い」「なんで自分を信じてもらえないの?」「それを言うのであれば、あなたが運転して」「次、運転交代したときも、また言われそうだから運転は嫌だ」でした。

その時の自分は「良かれ」と思って伝えていました。そして、相手をコントロールして自分が考える結果に持っていくことも頭にありました。もちろん、内容は正論です。間違ったことを伝える、正しいことを伝えることが、どのような状況であろうが伝えることが正論であると私は思っていました。しかし、良かれと思ってやっていたことが相手に対して気分悪くさせてしまいました。

次の運転交代では、何があっても言わないことに決めて、相手に委ねることにしました。すると、妻は気持ちよく運転することができたという感想です。ウィンカーとワイパーの操作を時々間違えていましたが、見ていた自分は気にしないようにしました。「間違えることもあるよね」と思っていました。振り返ってみて、間違えることに敏感に反応していた自分がいたのですが、この話はまた別の機会にお話したいと思います。

身近な生活の中で起きる境界線を乗り越えることは、「良かれ」と思って発生するものなのですね。今回は車の運転を事例に上げましたが、親が持ち物を忘れないように子どものランドセルの中身を確認することも境界線を乗り越える例です。これも「良かれ」と思ってやっていると思います。

ただ、よく考えてみると、相手の成長機会を失わせているのですよね。相手が気づいて、それを自ら取り組んでいくことを信じていくことが大切です。

現在、自分が助手席に乗っているときは快適です。妻との車の旅行は楽しいです。

日常生活のワンシーンで気付いた「境界線を乗り越える」。もしかしたら、あなたの生活にも似たことがある起きているかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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