こんにちは。

コーチングプラットフォーム認定コーチの杉嶋奈津子(松本亜樹子)です。

コーチングプラットフォームが大切にしているコーチングの基礎力にもなりえるものは「自己基盤(ファウンデーション)」です。

私も、コーチングプラットフォームで学びを進めるようになって、この「自己基盤(ファウンデーション)」を大切に思うようになってきたなぁ、と思います。

コーチングと違って、技術などではなく、もっとこう、なんと言ったらいいのでしょう。つまりこのように言語化しづらいものがファウンデーションです。なのでつかみどころがなくわかりづらい、というのが正直な第一印象でした。

しかし、それに一つ一つ取り組んでいくうちに、うっすら形が見えてきて、それがちょっとずつ自分なりの形を作っていくようになりました。

コーチングもファウンデーションも、「入口あって出口なし」(笑)なので、ひたすらその道を歩いていくしかありません。私も、どちらの道もひたすらちょっとずつ進めてきているなぁ、という感覚があります。

ファウンデーションにはそれを代表とする「10の柱」と言われるものがあり、それぞれを整えていくことが必要とされています。今日はその中の「基準」についてのお話です。

「基準を引き上げる」
英語では、「Raise your Standards」となります。
つまり、「基準」は「 Standards 」なんですね。

私はこの言葉を聞いた時に、スッキリ理解できるような気がしました。日本人なのに日本語じゃなくて英語のほうがピンとくるっておかしな話だなぁと思いますが、でもたとえば、「朝はミルクたっぷりのカフェオレとトースト。これが私の基準なの」というより「スタンダードなの」と言ったほうが、なんとなくわかりやすい気がしませんか。

私が基準を引き上げた話をします。

コロナ禍で、すべてがオンラインになったときのこと、私はもともと出不精だったので、研修もミーティングも、出かけずにオンラインですむようになったことがむしろ嬉しく、3日も4日も、下手をすれば1週間も出かけずに、終日オンラインで作業等をしていました。精神的にはそれで全く問題なかったのですが、身体的には運動不足の極み。やがて満身創痍になってしまったのです。

肩こり、首こり、腰痛、腕の痛み、もともと頚椎ヘルニアがあったのが余計にひどくなり、腕や足にしびれが出てきてしまいました。たまりかねて整形外科に行って薬を飲み、リハビリを続けるものの、そこまでたまりにたまった疲労やゆがみはなかなか取れるものではなく、頼みの綱の鍼に行ってもダメ。

私は将来がとても不安になってきてしまいました。理想としたら、人生100年時代、できるだけ長いこと健康で、元気でいられる自分でありたい~~!

そこで、毎日とにかく「歩く」ことを自分に課すことにしました。10000歩・・・は、ちょっとハードルが高いので、8000歩・・・

も、ちょっと自信がなかったので、7000歩。

うん。7000歩なら、なんとかいけるんじゃないか。

ひとりでは続けられるか自信がなかったので、パートナーを巻き込み、朝いちばんに散歩に行くことにしたのです。

雨や、朝いちでセッションがある日などで仕方ない日は別として、それ以外の日にはできるだけお散歩に行くことを心がけて続けていくと、なんとなく体調がよくなり、しびれも取れてきました!!

もちろん、リハビリの効果もあったのだとは思いますが、なんといっても一番は、運動不足過ぎた生活から一変、散歩を習慣化したということが良かったのではないかと思ったのです。

そして不思議なことに、散歩を2日、3日続けてできない状態が続くと、なんだか物足りないような気がして、出かけたくなるようになりました! 出不精の私にしたら、これはものすごく大きな変化でした。

これはまさに私のスタンダードが変わった。基準を引き上げた経験になったなぁ、と、今では思っています。

皆さんは、どんな基準を持っていますか?