コーチングプラットフォーム認定コーチの平林秀滋です。
自分が長年抱えていた「父への囚われ」から解放され、人生が軽やかになった体験をご紹介させて頂きます。
~自己基盤との出会い~
私と自己基盤(自分自身の土台となるもの、軸となるもの)との出会いは、
コミュニケーションのピラミッドとの出会いでもありました。
43才の私はコミュニケーション力を高めたくて、
コーチングを学ぶ場所を探していました。
コーチングスキルを身に付ければ「もう大丈夫!」
コミュニケーション力が高まると確信していました。
が、しかし、
ある学びの場で、
「スキルが活かされるには、
スキルを扱うその人自身の土台が最も重要!」、
「コミュニケーションのピラミッドの土台にあるものは、自己基盤!」
「自己基盤がしっかりと安定していなければ、人と関わるスキルや人を支援するスキルは上手く使っていけない!」
「コーチングスキルを上手く使うには、自己基盤の強化が大切!」
という事を知った。
「えっ!」
「そうなの!」
「スキルが有ればそれで大丈夫なんじゃないの!」
という衝撃的な思いと共に、
自分が探していたものが見つかった!
潜在的に自分が探し求めてきたものに出会った!
という感覚が湧き上がっていました。
それが自己基盤との出会いでした。
ここからは、自己基盤の学びの中でも「家族(父)」をテーマにした私自身の体験を紹介していきます。
~囚われに気付く~
私は、幼少期から父から厳しい躾を受けていた。
事あるごとに父からお仕置きをされていたので、
何時しか父に対して恐怖心を抱くようになっていた。
そして、父から叱られないようにと、
父の顔色ばかりを窺っていた。
大人になってからもそこから抜け出せなかった。
結婚して30才を過ぎ、
家族旅行に出かける時も
“旅行なんかして贅沢をしているのではないか?”
とか、
“父から「贅沢して!」と言われるのではないか?”
とか、
不安が浮かび上がり、
頭の片隅に居続けた。
折角の家族旅行も心底楽しむ事が出来なかった。
そして、
自分が何かを選ぶ時、
決める時、
行動する時、
叱られないか?
怒られないか?
と、必ず父の顔が頭に浮かんだ。
自己基盤を学ぶようになり
この父への「囚われ」が、
自分の考えや行動に制限をかけている事に気付いた。
だが、
気付いたものの、どうしたらいいのか分からず、苦しんだ。
40半ばのある時、
自己基盤ワークショップの中で「父への手紙」を書く機会が有った。
これが私にとって
大きな、
大きな、
変化を生む機会となった。
~ニーズが満たされる~
最初は、私から「父」宛ての手紙を書いた。
父が怖かった事。
怯えながら過ごしていた事。
父への恨み辛みをスラスラと書いた。
そして次は、
父から「私」宛ての手紙を書く。
これもスラスラ書けると思いながら書き始めた。
「元気でやっているか?」
「ご飯はちゃんと食べているか?」
「仕事は順調か?」
と、
そこでペンが止まった。
急に涙が溢れてきた。
止まらない。
止められない。
なんだか分からない。
周りには人がいる。
目がぼやけて見えない。
必死で涙を拭うのが精いっぱい。
父は何時も自分のことを心配していたんだ!
父は自分を愛していたんだ!
父から愛されていたんだ!
今迄とは真逆の思いが、
頭の中に
心の中に
満ち始めた。
衝撃だった。
~自分の過去が完了する~
それから数年後、
自分が抱いていた
父への恐怖や囚われを
父へ話していた。
父は黙って聞いた。
そして父は、
自分の幼少期の話しや、
東京の空襲で
埼玉(浦和)へ疎開し
更に茨城(勝田)へと疎開して行った話し、
家業を手伝いながら過ごした青春期の話し、
父が味わってきた、苦しみや悲しみ、寂しさを語ってくれた。
母との馴初めまでも話してくれた。
その時、
父を父親として、
一人の人として、
家族として、
初めて感じ取れた。
抱き続けてきた「囚われ」からやっと、解放された。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
何か、今回の内容が皆さんがコーチングやファウンデーション(自己基盤)を学ぶKikkakeになれば嬉しいです!!
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