コーチングプラットフォーム認定コーチの上坂真理(かみさかまり)です。
現在私は、14歳と8歳の息子の母親です。
コーチングを学び始めて、1番私の実験台になっているのは
その2人の息子です。
とはいえ、
コーチングを親子関係に取り入れるのは
なかなか難しくもあり
色々試行錯誤がありましたが、
母親である私は、
彼らのコーチではありませんが
年月を重ねるごとに
コーチ的関わりのできる母親になってきたかな・・・と思っています。
その関わりの中で
逆に彼らから学ぶことも多く、
今日はその1つを思い返してみたいと思います。

当時4歳だった次男とのやりとりです。
お兄ちゃんは毎日のように
「ママ、コーチングしてー」と言って
親子コーチングタイムをとっていました。
それを横で聞いていた弟が
突然「僕もコーチングしたいー!!」と言い出したのです。
「今日は話したいことはどんなことですか?」
ボクは、お兄ちゃんみたいにキライな子はいません。
(長男は当時友達との価値観の違いをテーマにすることが多かったので、弟には「キライ」と言っているように見えたんですね〜)
「そうなんだ〜。お友達と仲良しなんだね〜」
でも、いつもお腹パンチする子がいるので
いつも嫌な気持ちになりますっ。
「えっ?!それ誰?いつ?!!!」
っと言ってしまった自分がいました。
そして、息子も写真を持ってきて「この子だよ」と。
おっと、一気にコーチモードじゃなくなります。
胸の中はざわざわざわざわです。
しかし、気を取り直しまして
「その時どんな気持ちがしましたか」
質問の度に得意げに話す次男。
「では、ママと話してどんなことが知りたいですか?」
「どんな◯◯君になったら嬉しいですか?」
とゴール設定をしてみました。
そうしたら・・・・
大きな声で、本人大真面目。そして得意げに!
「逃げる方法を知りたいです!」
「筋肉マッチョの○○(自分のこと)になったら嬉しいです!」
驚きました。
息子は別に私にチクリたかったわけでなく、
私に相手に対して注意して欲しかったわけでもなく、
怒って欲しかったわけでも、
驚いて欲しかった訳でもなく、
ただただた逃げる方法を知りたい!
そして
筋肉マッチョになりたい!!
それが、彼の本当の望み。
4歳の息子が、自分でこの問題について
自分の力で解決をしよう!と思っているんだ!
ということに、心のそこから驚いた記憶があります。
この日、彼との会話から
子供であっても、自分の課題は自分で解決できる力を持っている。
そして、私が最後まで話を聴かなければ
私自身の心配や不安を解消するために
彼の望みとは違う行動や対応を取っていたからもしれない・・・
という恐ろしさを感じました。
コーチングを学び始め
最初に学ぶ「聴く」ということ。
ついつい家族だと端降りたくなる時もありますが
この経験から息子の言葉、声色、表情を
以前により聴けるようになった気がしています。
最初に申したように
親子関係のなかで、一般的なセッションのようなコーチングするのは
簡単なことではないと思います。
でも、コーチングの学びが
我が家にプラスに働いていることは間違いありません。
思春期に入った息子とバトルすることもありますが、
コーチングBBAを目指して、これからも日常にコーチングエッセンスを取り入れていきたいと思っています。