皆さま、こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチ
年名佐葉子(としな さよこ)です。

今回は、私がコーチとして
「やってしまった」
といういわゆる”しくじり体験”と
そこからの学びをお伝えしたいと思います。

私がFBC(Foundation Based Coaching)にて
コーチングについて学びはじめると、まず、
代表的な3つのスキルを知りました。
具体的には、こちらです。
・傾聴
・承認
・質問
コーチング基礎、応用、実践というコースを
進めていく中で、何度も練習する機会が
あります。

今回は、特に質問についてのエピソードを
お伝えさせてください。

質問には、オープンとクローズドと2つに
分類されます。
私の解釈はこのようなものです。

【オープンクエスチョン】
・質問に対して、答えが限定されず、可能性が拡がっていく
・5W1Hで始まる
【クローズドクエスチョン】
・質問に対して、答えが限定される
・答えは、YesかNoもしくは、提示された選択肢となる

対話を通して、新たな気づきを得るためにも、
コーチは、この質問を意識的に使い分けて、
可能な限り、オープンクエスチョンで働きかけを
することが望ましいという理解です。

この質問について、学習した際、私は、
「クライアントの未来を信じて、
可能性を最大限にするお手伝いをするのも
コーチの役割!
質問は、オープンでなければならない!
まずは、5W1Hで話しかけなければ!」

と、勝手に頭の中で自動変換してしまいました。

講座と講座の間には、宿題セッションが
設定されています。
アシスタントコーチを交えて
受講者どうし、お互い学んだコーチングを
実践する場となっております。

そこで、コーチ役をした私は、
張り切って、オープンクエスチョンを
投げかけてみました。

開口一番、
「◎◎さん、どうですか?」
と、クライアント役の方に語りかけました。
「ええと。どうですか、と、言われても・・・」
このような質問をされたクライアント役の
◎◎さんから、困惑した様子がうかがえました。

「あれ?
コーチングセッションが進まない(汗)
ちゃんと、オープンクエスチョンで
問いかけたのに。」

そこで、ハタと、気がつきました。
私の問いかけは、あまりにも
拡がりを持ちすぎていたのです。

クライアント役の人は、
何について「どうですか?」
と、尋ねられたのか、戸惑われるのも
無理はありません。

オープンすぎて、何のことだったっけ?

この場合だと、
「いまの気分は、どうですか?」
「今日のセッションについて、
どのようなお話をしたいですか?」
と、伝えた方が、対話が続きやすかったの
だろうなと、反省しました。

この体験をきっかけに、質問をする場合は
いきなり5W1Hではなく、
具体的なトピック + 5W1H
を心がけようと、心に誓いました。

宿題セッションでの
あの冷や汗モノの体験が
あったおかげで
現在、クライアントへ接する際、
コーチとしての質問を意識することが
出来るようになっております。

FBC(Foundation Based Coaching)では、
学んだ知識をすぐに実践できて、
冷や汗モノの体験をしたからこそ、身に着く
ことも、あります。

一緒に学んでいきませんか?