こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの杉嶋奈津子(ビジネスネーム:松本亜樹子)です。
今日はコーチングの大切なスキルのひとつ「承認」についてのお話です。
皆さんは「承認」と聞くと、何を思い浮かべますか?
承認をネットで検索すると、下記のような文言が見つかりました。
- 1.その事柄が正当だと認めること。もっともだと認めること。 「国会の―を得る」
- 2.法律国家・政府などに対して、外国がその国際法上の地位を認めること
それから、企業にお勤めの方は「上司の承認」のような意味で「上司にハンコをもらうこと」みたいなイメージをもっていらっしゃるかもしれません。
コーチングスキルの中の「承認」は、上記のような意味とは少し違って「相手を認めること。それを言動にして伝えること」を意味します。
コーチングプラットフォームでお伝えしている「承認」には「存在承認」「変化承認」「成果承認」があります。それぞれに重要ではあるのですが、最も大切なのは、存在承認。相手の存在そのものを認めて、伝えることです。
たとえば「名前を呼ぶ」「目を合わせる」「感謝を伝える」「覚えている」など、など、とてもシンプルなことが多いのですが、シンプルだからこそ、うっかり忘れがち、そして、忘れがちだからこそ、とても重要、ということになります。
私はコーチングを学ぶ以前は、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言うことがとても下手でニガテでした。
特に、近しい人であればあるほど、照れくさくてなんとなく言いづらい、と、言わずに済ませることが多かったのです。
だから、チームメンバーなどの仲間たち、家族、特に夫に対して、そういったことをあまり伝えてきませんでした。
「言わなくても伝わっている」「わかってくれている」と思っていたのです。
けれど、口に出して伝えることは、やっぱり大切。
今でこそ、企業研修などでマネージャーの皆様に対して「承認は、忘れがちだからこそ大切なので、ぜひ日ごろから積極的にやってみてくださいね。練習はご家族でされるとよいと思います」などと、偉そうに言わせていただくこともありますが、以前の自分を振り返ると、穴があったら入りたいぐらいです(汗)。
そんな風だったからこそ、コーチングで学んだ時に、ちょっと抵抗感は感じながらも、「とにかくやってみよう」と、生活の様々なシーンで、承認のトレーニングをしました。
すると、私の周囲の人々に変化が現れたのです!
チームメンバーは、最初は戸惑ったり、照れくさそうにしていましたが、それでも嬉しそうに受け取ってくれ、やがてはモチベーションアップにつなげていってくれました。
また、家族にもことあるごとに試すようにしました。これまでは「してもらってあたりまえ」「これぐらいの事褒めることじゃない」と思っていたことを、強いて、口にして承認するようにしたのです。
これも効果は大あり! 皆最初こそピンときていなかったようですが、それでもやはり喜んでくれるようになり、とりわけ母に至っては「お姉ちゃんはいつも褒めてくれる」とまで言ってくれるようになりました。
(以前はそんなこと全然なかったのに・・・褒めることなんかしてこなかったのに・・・)と、自分では申し訳なく思うのですが、いいことのほうが印象に残る、ということなのでしょう。
以来、できるだけ「承認すること」を、忘れないようにしています。
承認は、コミュニケーションを円滑に進めることができる、魔法のスキルのようだなぁと、今では思っています。
もしも、世界中の人々が、相手のあらを探すのではなく、よいところを見つけて承認をするようにすれば、世の中のコミュニケーションって、随分かわるのだろうなぁ、と常々思うのです。
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