みなさん、こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチの山本美香です。
今回は、私の体験をお話いたします。

1.kikkakeはこの言葉
私は、長い長い受験生活を経て、社会保険労務士試験に合格。
その後、当時会社の人事担当として勤務していた私は、「人事としてよりよい仕事をしたい、もっと人を知りたい」と思い、心理学や人事制度、人材育成など、週末になると、様々な学びに出かけていました。

会社で社員として働かせてもらっているのだから、常に自分を高めていかなければいけない義務があるのだ。そう思い、自己研鑽には惜しみなく投資していたのです。
研修に行っては、こんな研修に行ってました、こんなことを学びましたと、投稿を繰り返していた私。そんな私に、ある方が、こんな一言をくれました。

「みかさんは、インプットの女王ですね」

その方は、私がたくさん学んでいることを見て、それをほめてくださった一言だと思います。しかし、当時の私は「インプットの女王とは、アウトプットができていない私だと思われているんだ」と、受け取ってしまったのです。
私は、数年、この言葉にとらわれて過ごすこととなりました。

2.自分と向き合って
そんな言葉を受け取って数年後、私はコーチングを学び始め、ファウンデーション(自己基盤)を学び、インプットの女王という言葉にとらわれている自分と、ようやく向き合うことができました。
そして、「べき」にとらわれている自分に気づきました。
「べき」には、自分をとらえて離さないパワーがあることにも、気づかされたのです。

学ぶことが、目的になっていたのではないか。
学ぶことで、どんな自分になりたいのか。何ができるようになりたいのか。
自分に向き合うことで、本来の目的を見失っていた自分に、ようやく気づいたのです。

3.言葉の受け取り方
言葉の受け取り方には、その時の自分が現れます。
どう受け取るのか。
自分を映す鏡だなと。
その時の感情は、何かしらのサイン。
とはいえ、そこに向き合うには、ちょっと勇気が必要かもしれません。
向き合える時が来たら、その感情と向き合い、それは何から起こっているのかを探ります。

モヤっとな感情は、時として自分の行動を止めることがあります。
私は、ファウンデーションを学んだことで、自分の感情に気づき、向き合い、取り組むことで、その後の自分の行動を「変える」選択ができたのです。

4.その後の私
ファウンデーションを学んだことで、「インプットの女王」という言葉に、自分はとらわれていたことに、気づくことができました。
学ぶことの本来の目的は、何か。
自分は、どうありたいのか。
それを考えることで、私は、ただ学ぶだけでなく、学んだことをどう使いたいのか。そして、どうなりたいのか。
それを基準にして、何を学ぶかを選択できるようになりました。
私は、とらわれていた言葉を、成長のタネにできたように、今では感じております。

人との関わりの中で、自分の感情を大切にする。

自分の感情に向き合うことは、成長に向けた大切なプロセスです。
人を成長させるものは、「人」であり「体験」することであると、私は実感しております。
モヤっとした感情をキャッチして、大切にすることの意味を伝えるコーチでありたい。
ファウンデーションと向き合う旅は、これからも続きます。