こんにちは。
コーチングを勉強しているサラリーマンのもりもりです。

コーチングプラットフォームが提供するコーチング講座では、ファウンデーションも勉強します。ファウンデーションとは日本語で「自己基盤」と訳されます。コーチ自身がこの「自己基盤」を整え続けることが重要です。

どのように重要なのか?・・・そのことについて、「なるほど!」と思った経験があったので、シェアします。

あるコーチングのセッションで、私は「”積ん読”をどうにかしたい」と相談しました。

するとコーチは、それに答えるかわりに

「そもそも、あなたにとって本とは何か?」

と私に質問しました。

「なんのために本を読むのか」、「もしも時間が無限にあったとしたら、本とはどのような付き合い方をしたいのか」とも聞かれました。

「私にとって本とは何なのか」このテーマに10分~20分ほど向き合いました。

やがて、私自身に変化が起こりました。

一連の質問によって、自分が積んである本を【処理する】という表面的な問題にとらわれていたことに気が付きました。「処理」して、何を得たいかについては考えていませんでした。

次いで、本を読む目的を2つ、設定しました。

●情報を得る

●楽しむです。


ここまで考え、私は「”積ん読”処理」は目標として間違っていると気が付きました。「本を処理する」のではなく、「情報を得るのか、楽しむのか、いずれかの目的を達成する」方が大切であると気づきました。私には「本=読むべきもの」というとらわれがあったのでした。

コーチは、「いかに処理するべきか」という方法論に入るのではなく、「私が本当に望んでいるものは何か」を問いました。もっと言えば「読書において、私自身はどうありたいのか」を問いかけ、これを明確にするというアプローチで、コーチングにおける私の目標を「いかに処理するか」から「どのように読むか」へと、変えてしまったのです。

繰り返しますと、このコーチングでは次の事が起こっていました。
1.自分のとらわれに気づいた
2.いったん、とらわれている自分を受け入れて、
3.新しい方向に向かって取り組むことを決めた。

コーチがファウンデーションを整えるとは、「自分に気づき、受け入れて、そんな自分を認めたうえで、自信を持って、また進む」ものだと理解しています。

本事例において、コーチはクライアントが提示したテーマに沿ってそのまま走り始めることをしませんでした。目標そのものを深掘りし、相手のあり方を問うというアプローチを取りました。コーチ自身が体感しているからこそ、「ともに螺旋階段を登ろうではないか」と、自信をもってこのアプローチをクライアントにも適用できるのだと感じました。

以上です。

ファウンデーションベースドコーチング→皆様にも、おすすめ致します。