コーチングプラットフォーム認定コーチの

秋山康二郎(あきやま こうじろう)です。

皆さんは自分のことをどのくらい知っていますか?

自分を知るために何をしていますか?

自分を知るきっかけとして有効なのが、「自己開示」と「フィードバック」です。

その中で今回は「自己開示」についてお話ししたいと思います。

「自己開示」の苦手な人は多いのではないでしょうか?

そういう私自身も、自分の事を話すのが苦手で悩んでいる時期がありました。

・自分の弱みを見せたくない

・いつも優しく穏やかな自分を見せていたい

そんな思いからか、他人に自分の弱いところを話すことができず、

その結果、人に頼ることがとても苦手になり、

いろんな事を一人で抱えてしまう事が増えていました。

今にして思えば、これは私だけに原因があるのではなく、

私が働く会社のリーダー像をこれまで何度も聞かされていて、

それが目指すべきリーダーの姿だと刷り込まれていたのかもしれません。

◉ジョハリの窓

皆さんは「ジョハリの窓」をご存知でしょうか。

自分を知ることと「ジョハリの窓」を理解することは、とても深く関係しています。

「ジョハリの窓」を簡単に説明すると、図のようになります。

この2つを徐々に広げていくことが、自分を理解することにつながります。

「隠している窓」とは、相手に知られたくない事を隠している状態です。

「自己開示」をする事で徐々に開くことができるが、なかなか難しいんです…。

なかなか自分の弱いところは見せたくないですよね。

それでもそれを話すことで、より本当の自分を知ってもらうことができますし、

気持ちの面でもとても楽になります。

私もコーチングの学びの中で

「リーダーとして弱みを見せてはいけない!」というとらわれを緩めて、部下にも

「今こんな事に悩んでるんだけどどう思う?」

「自分はあまり強く引っ張っていくタイプではないから、足りないところは助けてほしい」

と正直に話すことで、かえって部下もいろんな悩みや提案を話してくれるようになり、

これまでよりも楽に仕事を進めることができるようになりました。

◉自己開示のできる場をつくる

「自己開示」ができるために、まずは、「ここでは誰でも話していいんだ」と思える

安心・安全の場をつくることが大切でしょう。

コーチングで言うなら、クライアントがいかに自己開示をして、

お互いの信頼関係を築いていけるか?

そのためにはコーチが率先して自己開示をするべきです。

そしてクライアントの自己開示に対して評価や否定をしないで、

その時どう感じていたんだろう?と思考や感情を理解しようとすること。

この「理解しようとする」という感覚こそ、コーチング、いや、

人間関係をよくするために不可欠なものではないかと考えています。

私たちは、人と話すときどんな状態で聞いているでしょうか?

そもそも聞いていない可能性もありますが(笑)

コーチング的なコミュニケーションを学ぶ前の僕の場合を話すと、

いつも「次に自分が何を話すか?」を考えていたように思います。

・「でもそれはあなたが○○だから〜」

・「そうじゃなくて○○の方がいいと思うよ」

・「僕は○○の方がいいけどな」

などなど、思い出してみると恥ずかしくなるほど、

・自分の話をしたい

・相手の意見の評価をしたい

・相手の意見に反論したい

・相手に教えてあげたい

そんな気持ちで話を聞いていたのだと気づかされます。

もしあなたが大事な話を友人や家族、上司にしようとしている時に、

相手がこんな気持ちで話を聞いているとしたらどうでしょうか?

話す気なんてなくなりますよね…。

コーチングの学びの中で、少しずつですがその事を学び、実践するうちに、

仕事のコミュニケーションの中でも活かせるようになってきました。

◉仲間とつくりあげる学びの場

コーチングプラットフォームでの学びは、学んだからといって

明日からすぐに人間関係が変わる!というものではありません。

講座の中で印象的だったのは、自己基盤を整えるために

「気づく」→「向き合う」→「取り組む」

という工程を、まるで螺旋階段のように繰り返していきます。

はじめは、何度も同じところで立ち止まって、前に進んでいないように

感じる時もありました。でも同じ場所ではありませんでした。

なぜなら、以前と違って、できていないことに「気づいている」からです。

そうやって徐々に工程を繰り返していくことで、本当に少しずつ、いい関係が

作られていくのではないかと思います。

まだまだ長い階段の途中ですが、楽しみながら登っていきたいと思います。

コーチングプラットフォームでは、土台となる自己基盤を整えながら、

コーチングに必要な知識を、安心安全の場で、仲間と一緒に体験しながら

学ぶことができます。

今回お話しした「ジョハリの窓」についても、安心安全の場と、なんでも言い合える

仲間だからこそ、安心して自己開示をして、そして仲間から素直に感じたことを

フィードバックしてもらえるので、自分が気づかなかった感情の変化や価値観に

気づくことがありました。

そんな安心安全の場で、私たちと一緒にコーチングを学んでみませんか?

今回のブログが、コミュニケーションに興味を持つkikkakeになればうれしいです。