「ジョハリの窓」との出会い

みなさん、「ジョハリの窓」ってお聞きになったことがありますか?

私自身は、2016年からコーチングを学び始めた時に、「ジョハリの窓」という言葉と、その考え方に出会いました。

最初に知った時は、

「へぇ~、4つの窓に分けると分かりやすいな~。確かに、自分は知っているけど、相手が知らなかったり、自分は気づいていないけど、相手が気づいていることってあるな~。」

そのぐらい感覚で、膨大にインプットされていく知識の中の一つ、それぐらいの認識で、正直あまり重要視していなかったのが本当のところでした。

そして、時が進み、2023年10月のコーチとして活動している今、オリエンテーションセッションという、クライアントの方と初めてご一緒してコーチングについて色々と説明する場で、必ずと言っていいほど、ジョハリの窓の大切さを伝えるようになっていることを考えると、不思議な気持ちになっています。

ちなみに、「ジョハリの窓」を簡単に解説すると、

自己分析をしながら他者との関係を知ってコミュニケーションを模索する心理学モデルとして生まれたそうです。

このモデルを発表したのは、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガム で、二人のファーストネームを取って「ジョハリの窓」と呼ばれるようになったとのことです。

「ジョハリの窓」では、自分の特性や自分に対する理解を4つの領域に分類し、それぞれを「窓」にたとえて考察していて、

・開放の窓(自分も他人も分かっている特性)
・盲点の窓(自分は分かっていないが、他人は分かっている特性)
・秘密の窓(自分は分かっているが、他人は分かっていない特性)
・未知の窓(自分も他人も知らない特性)

と分類されています。

開放の窓を広げるために、盲点の窓を狭めるために、他の人からのフィードバックで気づき、秘密の窓を狭めるために、自己開示を行い、結果として、未知の窓を狭めることを目指していくことになります。

参照URL:kaonavi ジョハリの窓とは? 【わかりやすく解説】具体例、ワーク、4つの窓より https://www.kaonavi.jp/dictionary/johari/


「何かが違うなぁ。。。」という疑問から始まった

私自身、この「ジョハリの窓」が大切だなと思ったのが、コーチとして活動していて、これからコーチングセッションを受け始めようとしてくれているクライアントの方々との、オリエンテーションセッションを行う中で、「何かが違うなぁ、、、」と感じたことがきっかけでした。

ただ、「何かが違うなぁ、、、」と言うのはあまりに漠然とし過ぎているので、原因を自分の内側に探りに行ったときに、

講座のアシスタントとして入る機会があり、

・コーチングの三大原則(双方向性・継続性・多様性)
・ジョハリの窓

について、講師のコーチの方が解説されていて、私の中で、「あっ!!これは!!もしかして!!私の今の悩みを解決するかも♫」となりました。

なぜ、そうなったかと言うと、「コーチングの三大原則×ジョハリの窓」というように、この2つを掛け合わせると、これからコーチングセッションを受け始める方に、コーチングセッションのイメージを持っていただきやすいと感じたからです。


クライアントとイメージを共有することの大切さを学ぶ

具体的には、コーチングでは、双方向性(コーチとクライアントはあくまで対等のパートナーシップを結ぶ)が大切にされていて、

「ジョハリの窓」で言うと、お互いに、開放の窓を広げるために、自己開示により秘密の窓を狭めたり、フィードバックを受け取ることにより盲点の窓を狭めたりすることになり、それらが、結果として、未知の窓に気づくことに繋がり、

それこそ、コーチングセッションを始める前に、クライアントやコーチが予測していたものの想像を超える、何か新しいものを作り上げる結果となる可能性があると、私自身が感じたからです。

その上で、クライアントの方には、双方ともに、率直に正直に自己開示やフィードバックをし合いましょうね、とこれらの理論をもとに、私自身が自信を持って伝えることができるようになってきました。

また、三大原則の一つ、継続性に関しても、上記のお話しをする際に、「開放の窓を広げて、未知の窓を狭めて、何か新しいものを創り出していくには、お互いの信頼関係を築きながら、慌てずに自己開示やフィードバックを重ねていく必要があります。そのためには、ある程度の時間がかかりますので、コーチングセッションでは、継続して関わっていくことが大切になってきます。」と私は説明するようになりました。

そして、こうやって、クライアントの方にオリエンテーションセッションで説明をするようになってから、クライアントの方から、「コーチングセッションのイメージが湧くようになりました。継続することも大切なことも理解できました。」と言うようなフィードバックをいただけるようになり、

私がある時感じていて、「何かが違うなぁ、、、」の正体の一つが、クライアントの方と、コーチングセッションのイメージを共に創り上げていなかったことから生じたものであることに気がつきました。

コーチングセッションでは、「コーチとクライアントで同じキャンバスに絵を描くように」と言われますが、今回の私の気づきは、まさしくそのことにも繋がるのかも知れません。


おわりに

私の、「ジョハリの窓」に関する、体験談いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した「ジョハリの窓」に関する、私の体験談で、私が特にお伝えしたかったことは、コーチングの学びを進めていき、様々な知識に出会う中で、その知識を本当の意味で使えるというか、自分の中で腹落ちさせるためには、

私の今回の話で言えば、オリエンテーションセッションでのコーチとしての悩みを解決する時などに用いるというように、実践の場でいかに活用して行くかがポイントになるのかなということです。

「ジョハリの窓」、私は、オリエンテーションセッションの場で活用していますが、何もコーチングの場だけに限らずに、初対面の人や、慣れないコミュニティなどで人間関係を構築する上でも、4つの窓や自己開示、フィードバックを意識することにより、スムーズにその関係性を構築することにも繋がりやすいですので、ぜひご活用ください。

「知識を知っているから、使えるようになる♫」この感覚を大切にしていきたいですよね。

以上、コーチングプラットフォーム認定コーチ山田真伸(やまだまさのぶ)の「コミュニティ」に関しての体験談でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回の「ジョハリの窓」に関しての、私の体験談がコーチングやファウンデーション(自己基盤)を学ぶKikkakeになれば嬉しいです!!

自分らしい豊かな人生を過ごせるようになってくるファウンデーション(自己基盤)を学ぶ手段として、コーチングプラットフォームのファウンデーションベースドコーチングの講座で学ぶこと、とってもおススメです。

講座は講師が全体に向けてレクチャーし、全体での学びを深める時間と、小グループに分かれて双方向での活発な意見交換を行い、学びを深める時間があります。

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