こんにちは。

コーチングプラットフォーム認定コーチの日下部亜希子です。

今回のブログでは、「傾聴」について

とても当たり前ですが大事だな!と思ったことを書きたいと思います。

FBC講座の「宿題セッション」で

コーチングプラットフォームのFBC講座では、月一回の講座と講座の合間に

アシスタントと受講者の3〜4名のグループでセッション練習をする「宿題セッション」というものがあります。

順番に、コーチ・クライアント・オブザーブ役をまわして、セッション練習をしていきます。

その回は、講座が2回終わったところでした。

受講者さんは、コーチングを学び始めてまだ2ヶ月目。緊張されながらも、意欲的に学ぼうとされているお二人でした。

さて、私がクライアント役の時のことです。

「SNSに載せているプロフィールなどの上書きをやれば良いのに、ちっとも進まない」

こんなテーマで話をし始めました。

コーチ役の受講生さんは、慣れないながらもグロウモデルというコーチングの型を意識しながら、一生懸命聴いてくださいました。

するとそのうちに私は、予想外のことを話し始めました。

「字が見えにくいからかもしれない」(そういうお年頃なのです)

メガネもあるのですが、どうも苦手。今までくっきりはっきり見えてきたものが、見えにくくなる寂しさ。目をいちいち凝らさなければいけない疲れ。

理由は他にもありそうですが

そんな気持ちもあったんだ、と気づけたことで、自分に対して少し優しい気持ちになることができました。

しかし・・・とても不思議でした。

なぜそんなことが浮かんできたんだろう?一人でぐるぐる考えていた時には全然思いつかなかったことを。もちろんコーチングが機能したからには違いないけれど…

宿題セッションが終わってからもずっと考えていたのです。

その時、あっ!と思いました。そうか!と。

「コーチが目の前にいたからだ!」

・・・当たり前なんですけどね。

当たり前なのですが、当たり前すぎて忘れてしまいがちです。

コーチ役の受講者さんをAさんとさせていただくと

Aさんが目の前にいて真剣に話を聞いてくれた。Aさんが傾聴してくれた。

その存在のおかげで私は思う存分話ができて、その結果

無意識にしまってあった思いが引き出されたんじゃないだろうか。

人と人が向き合って、話して聴く。

人と人が向き合って、相手を尊重して真摯に受け止める。

これこそがコーチングの醍醐味。

コーチング、というとつい「質問」「承認」「フィードバック」などのスキルに目が行きがちですが

立場や年齢や上下関係などを超えて、ひとりの人間同士が対等に向き合う安心の場を「傾聴」によって作る

まずここなんだ、と初心に帰ることができました。

セッションが終わった後の振り返りでAさんは「ああ〜全然ダメだ〜」と言ってらっしゃったけれど

でも

私に向き合って聴いてくださいました。

ちゃんと私の前にいてくださいました。

コーチでしたよ!

コーチングプラットフォームでは、「傾聴」などのコーチングのスキルだけでなく、自分の土台を整える自己基盤の学びを重視したプログラムを提供しています。

ぜひ私たちと一緒に学びませんか?