コーチングプラットフォーム認定コーチの小林です。今は技術者派遣の会社で働く会社員です。今回は、会社員の私が、なぜ自分で(自費で)コーチングを学んだのか、そして学びを仕事にどう繋げているのかについてお話したいと思います。
きっかけ
私がコーチングを学ぼうと思ったのは、コーチになりたいとかがあったわけでもなく、「なんか良さそう」と感じたからです。
コーチングとかに興味が向いたきっかけは、大きく2つあります。
一つは、一緒に仕事をするメンバーとの関係(私の立場)。今まで、仕事を何回か変えてますが、大体が直属の上司・評価者でない立場で、メンバーに仕事の指示をしたり、教えながら実施してきました。例えば、海外子会社の人とか、隣の部の人とか。今も、同じグループ+海外子会社の若いメンバーと一緒にチーフというライン長ではない立場でマネジメントして仕事をしています。
大きな問題を抱えたことがあるわけでもなく、この立場だからこそのやりやすさもあると思います。でも、なんとなくやりにくさというか迷うときとかもあり、何かもっとうまくできないかなぁとよく考えていました。
常にそれが頭の片隅にあるなかで、小さなオーナー会社に転職し、20代のメンバー2人(一人は新卒)と仕事を一緒にすることになりました。小さな会社ですし、研修というものは全くありません。私が新卒で入った某総合メーカーは、かなり研修が多かったので、その差をすごく感じました。
研修までいかなくても、日々の業務を通してでも、二人のメンバーの成長につながるようなサポートが何かできないかなぁと考えたことが二つ目のきっかけでした。
それが、なぜコーチングに?と言われると、ご縁と勘?としか言いようがないので、参考になるようなお話ができないのですが…
たまたまコーチングプラットフォームの「コーチングの旅」(今は体系が変わりありません)という1日コースを知り、ピンときて、参加。その後「ファウンデーションの旅」も参加し、一応他の団体の説明会も行ってから、受講を決めました。(学びについて「なんとなく」で動けてしまうのは、ストレングスの学習欲からが大きいと思います。)
日々の業務への生かし方
実際にコーチングを学んで、日々の業務でどうするようになったかについて少し紹介します。ちなみに、コーチングを学ぶきっかけとなった会社から転職しましたが、同じく研修があまりない会社。今意識しているのは、「日々のコミュニケーション」と「メンバーの成長」です。
一つは、打ち合わせでのコミュニケーション
20代メンバーからしたら年齢差もあるのか、どうしても私に最初から「どうすればよいですか?」「どう思いますか?」と質問してくることが多くなります。以前は、すぐ私の考えとかを話してしまうことも多かったのですが、今は、必ず、「XXさんはどう思う?」「どちらが良いと思う?」「どうすればよいと思う?」と聞くようにしています。
もちろん、最初は「う~ん」となったりすることもありましたが、みな何かしら考えていることがあるので、きちんとそれを話してくれるようになりました。
例えば、AとBと選択肢があって、これというのが決められないときは、「どういう点で迷ってる?」「それぞれメリットとデメリットは?」をきく。すると話しているうちに、こちらの方が良いかもというのが見えてくることもあります。
言われたことではなく、「自分で考え、意見を伝えて、選択したこと」だと、実行する力も変わってくるだろうな、と感じています。
二つ目は、1on1
今年から会社としても1on1をやっていこうとなっています。私はライン長ではないので、実施義務はないのですが、月1回実施し始めました。こちらは、まだまだ改善の余地があるなぁと思いながらやってますが、メンバーにとって良い時間にしていけると良いなと思っています。
他にも、日々の業務とは別ですが、人事のグループマネージャー研修の時に、心理的安全性につなげるコーチング要素を入れたコミュニケーションについて数十分ですがお話をさせてもらったり、希望者にワークショップを開いたり、少しずつコーチングに関する活動をしています。
目指すは、働きやすい職場。
もちろん大変なことも嫌なこともゼロにはならないけど、笑顔で働き、自分の成長が会社の成長にもつながっていくような会社になったら、私もずっと働いていきたいなと思います。
人事部でもない私ができることをまずは身近なところから少しずつでもやっていきたいなと思い、今もアシスタントという立場でコーチングプラットフォームに関わりながら学びを続けています。