こんにちは!

コーチングプラットフォーム認定コーチ、日下部亜希子です。

今回は「質問」について。

コーチングにはなくてはならない大切なスキルです。

プラットフォームでの学びを通して、「自分の質問力が上がったと思った瞬間」はどんな時か、書いてみたいと思います。

<その1 なんでそう思ったの?>

これは、息子に投げかけた質問です。息子は自分の仕事について迷いがあり、そのことを話していました。

以前の私だったら、すぐに解決策を提示していたと思います。

「いやいや、こういう風に考えてやってみたらいいよ!」

でもそれではきっと、「そんなの違う!」という否定的な答えしか返ってこないでしょう。

「なんでそう思ったの?」そう問われた息子は、自分の想いを言葉にしてくれました。

ああ、そんな考えをもっていたんだ、質問できてよかった!と思えた瞬間でした。

<その2 今のあなたになんて言ってる?>

「うまくいった○○ちゃんが何分後かにいるって想像してみて。その○○ちゃんは今の○○ちゃんになんて言ってる?」

これは、音楽教室での質問です。演奏を録画していたのですが、やればやるほどうまくいかなくなっている状況でした。

私の質問にいぶかしそうにしていた彼女ですが、

「がんばれって…」

すると、その後の演奏は、少し落ち着きを取り戻していました。

「もう1度聞くよ、大成功で上手に弾けた○○ちゃんは今の○○ちゃんになんて言ってる?」

彼女は「ゆっくり、落ち着いて、あと集中!」はっきりと言葉にしました。そして大成功。

これは、私がいくら「ゆっくり!集中!」と言ってもだめだったと思います。彼女の中から出てきた言葉だからこそ、彼女に響いたのだと。

彼女はとても満足そうでした。

<その3 なにがそんなに心配なの?>

娘が大学生になり、大阪でひとり暮らしをはじめたとき、私は自分ひとりで車を運転して行ってみたい!という好奇心が募っていました。

でも、それを言ってみても、夫はなかなか承諾してくれませんでした。「心配だ。やめた方がいい」の一点張り。

大阪までは、5時間以上かかります。私の運転を全然信用していない様子。

以前の私だったら、それ以上言うのはあきらめて、でも行きたい気持ちがざわざわさせて、結果夫に対してイヤな態度に出てしまう、ということになっていそうです。

「なにがそんなに心配なの?」

こんな質問できるんだ~と自分に感心しながら問いかけると

「居眠り運転」と即答。

「他には?」「ない」

「じゃあ、私、出発の3日前からは夜10時半には寝る。それならどう?」

「それなら、まあ、いいけど、、、」(渋々)

ということで、私は晴れて大阪行きを成し遂げたのでした(笑)

本当にとても心配していたでしょうから

「行かせてくれてありがとう」と伝えることもできました。

相手をコントロールしようとするのではなく、相手の想いを理解する、理解しようと努めることで、自分も相手も納得できる結果を生むのだと思います。

ただ、この質問力ばかり上げようとしても、コミュニケーションはうまくいきません。

まずは相手の話をしっかり「聴く」力をつけていきたい、と日々努力しているところです。

あと、このように記事にしてみて思ったのは

「あ、これ自分にも質問しているな!」ということです。

自分自身とのコミュニケーションにも、この「質問」は一役買ってくれています。

コーチングプラットフォームでは、「聴く」力、「質問する」力などのコーチングスキルと共に、「自分の土台を整える」力もバランス良く学ぶことができます。

ぜひ一緒に学んでみませんか?