4月に入り、新年度が始まりました。
何かと変化が多い季節だなあと、
この時期になると感じます。
大きく変わる=大変=タイヘン!
とも、言いますし、
「ちょっといつもとは、調子が違うぞ」
と、ソワソワされている方も
いらっしゃるかもしれません。

さて、今回は、ニーズについてお話させてください。
Foundation Based Coaching(FBC)では、
自己基盤(Foundation)のひとつである
自分のニーズについても学んでいきます。

ニーズのひとつに
周りの人からどのように思われたいか?
というのがあります。

ニーズへの取り組みには、3つのプロセスが
あると私は理解しております。

1.ニーズに気がつく

2.ニーズを受けとめる

3.ニーズをみたす


私の代表的なものは、こちらです。

◆優秀な人と思われたい
◆頼れる人と思われたい
◆特別な人と思われたい

受講中は、これらのニーズが自分にあることに
気がつき、受け入れるのにも、いや~な汗を
かいておりました。

特に、「特別な人と思われたい」というニーズは、
私にとってはラスボス的な位置づけでした。

「いやん!いやん! 大人げない!」
もがいて、もがいて、受け入れなかったのです。

「それって、自分のニーズに
対して、ジャッジメント(判断)してない?
特別な人と思われたいというニーズがある
だけでは?」

ファンデーション応用の講座にて、
同じ受講者の立場の方から、
フィードバックがありました。

えっ?
「だけでは?」ですと?

その時、姪っ子の5歳の時の姿が
目に浮かびました。
母と、姉(姪っ子の母親)と、私で
おしゃべりしていたら、
間に入り、会話を遮るのです。
「ワタシのこと、見てちょうだい!
 チヤホヤしてちょうだい!」
と、自己アピール。

「カワイイ」
と、感じるどころか、
「お話の邪魔でしょ?もう!」
と、ちょっとイラっとしていたのです。

「ワタシのことを特別と思って!」
というアピールをすることは、
まるで、5歳児の駄々っ子のようで、
なんとも、恥ずかしく、受け入れ難かったのです。
だって、そのニーズに対しては、
私がいちばん、イライラするんですもの。

「恥ずかしい」「イライラする」
と感じてしまう私が、居ることに
気がついた瞬間でした。
いわゆる、ジャッジメント(評価)を
していたのでしょう。

それを、ニュートラルな気持ちで、
事実として受け止める。
「あー、一目置かれたいのね。」

以上!(それだけ!)

その事実を踏まえて、どうする?

案1:ニーズをみたす
案2:このまま放置して、イライラし続ける

私にとっては、案1の方が、精神衛生上
建設的に前に進めそうだと、気がつきました。
後者だと、みたされない思いで、イライラが
募り、ストレスフルに感じたからです。

ニーズに気がつき、それを受けとめる
というプロセスを選ぼうと感じた瞬間でした。
1と2のプロセスは完了です。

ニーズを受けとめ、じゃ、それをみたしていくには?
やっと、3つめのプロセスへ進むことが出来ました。

自分を丁寧に見つめ、
「あっ、特別な人って思われたいんだよね」
と、認める。受けとめる。
身近な家族へ、
「特別な存在だと、伝えてくれると嬉しい」
まで、自己開示をしてみる。
「そんなの、当たりまえですがな!」
という言葉のシャワーを浴びる。

ニーズをみたしていくと、
だんだんと、心が落ち着いてきました。
目のまえの世界があたたかく感じられる
心地になってきました。

そして、ふと、見てみると
自分が気がついていないだけで、
周りの人は、言葉だけではなく
まなざしや、ほほ笑み、
一緒に居てくれるなどで、
私のニーズをみたしてくださる
ことに、気がつくようになりました。

私が、ニーズと対峙することに
エネルギーを注ぎすぎて、
周りの方をしっかり観ていなかったんです。
何とも、申し訳ない気持ちになりました。

そして、感謝の気持ちでいっぱいに
なりました。

この、ニーズと関わることで、
私自身の自己基盤(Foundation)が
強いものになったと実感しております。

Foundation based coaching(FBC)では、
コーチングスキルはもちろん、
自己基盤(Foundation)にも
しっかり向き合ったプログラムと
なっています。

コーチングスキルと自己基盤の両輪を
強固なものにできるコースです。
ご一緒してみませんか?