コーチングプラットフォーム認定コーチの田口明美です。
本日の記事は、私のブログにも乗せた記事を改訂したものです。
皆さんはジョハリの窓ってご存じでしょうか?
簡単に説明すると4つに分けることができます。
*自分が分かっている・他人に知られている 「解放されている窓」
*自分が分かっていない・他人に知られている「気づいていない窓」
*自分が分かっている・他人に知られていない「隠している窓」
*自分が分かっていない・他人に知られていない「未知の窓」
この2021年・夏に体験した2番目にある「自分が分かっていない・他人に知られている」の部分でものすごく恥ずかしかったお話です。
私の住んでいる普段使用している部屋の東には大きな窓があります。
ですが、部屋の構造上その窓の前に家具を置かざるを得ない状態で、引っ越してきてから8年近く。その窓は開かずの窓。もちろんカーテンも元の家主が使っていたものでした。
ところが、この窓。この家を建てからカーテンを変えた事がないそうでして、30年近くも前のものなので何の機能(遮光・断熱等)も持ち合わせていないカーテン。さすがに閉まったままのカーテンでも30年もすると触れるだけで裂けるほどの経年劣化!
という事で、この夏一念発起してカーテンを変えることに。
サイズを測るためにカーテンを開け、目に飛び込んできたものは!!! ボロボロに敗れた網戸!!!
こちらの窓それなりに人目につく窓なので、私の心の中では
『よもや!よもやだ!! この部屋にいる私達はこれに気が付かなかったけど、外の通りを歩いたり車で行き来する人たちには、この網戸の惨状が見えていたという事!しかも毎日! イヤーー!恥ずかしい!穴があったら入りたい!』
と、赤くなったり青くなったり「誰」というわけでも無いけれどナニカに言い訳をしたくなるような。何とも居心地が悪く落ち着かない心境。
「早く!早く新しいカーテンを!!」
と近くの家具屋に飛んでいき、「オーダー?時間がかかるので今回は選択しない!あの状態をいつまでも曝しておくのは絶対避けたい!時間のかからない既製品!」という基準で選びましたが、無難なものが運良くおいてあり、ソレを購入。お会計の時間ですら、何やら後ろめたい気持ちがぬぐえず「知り合いに会いませんように!」と言った妙に卑屈な気持ちに。
これを変えたらしばらく再度開けることがない。と分かっている状態でしたので、網戸は取り除き新しいカーテンを設置して。やっと気持ちが落ち着きました。
一旦落ち着いてふと考えてみれば、これは正にジョハリの窓の
【 自分が分かっていない・他人に知られている=気づいていない窓】
の実体験ではないですか!
私は自分の住んでいる部屋なのに、障害物があり実際そこの網戸の惨状に気が付いていなかったわけです。(自分が分かっていない)ですが、外を通る他人には「あら、あのお部屋の網戸ボロボロだわ」って知られていたかもしれない。(他人に知られている)
幸いにもそれを指摘してくる人はいませんでしたが、注意が来る。と分かっていて受け取るのと、全くの無防備な状態で受け取るのとではかなりのダメージの差があり、後者の場合は受け取る・対処できるまで、それはそれは心中穏やかではありません。
この件で心底思ったのは「私は気が付いたけど、相手が気が付いていなそうなことを指摘(フィードバック)するときは、きちんと相手に断ってから指摘するようにしよう」と分かってはいましたが、尚の事大事なルールだ。と再認識しました。
でも、これを通してこんな風に体験談としてシェアにできる。オープンにできる。というのは「解放されている窓」 の面積が広がった。と自分自身の成長を感じられる事件でもありましたので、このジョハリの窓を知っていてよかった。って思えます。
