こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの遠藤一樹です。 

連載が始まったブログ。今回、自分の掲載する内容は正直悩んだのですよね。何に悩んでいたのかと言いますと、内容を考えれば考えるほど、「自分が気付いたこと」「自分が伝えたいこと」は大したことがないのではないかということや、他の人と比べて「これでは内容が薄いかもしれないな」ということ。僕はね、そう思ってしまうのですよ。気が付けば、手の動きがいつの間にか止まっていた時間がありました…。

今も「あー、他人と比較する癖があるのか。」と思って、取り組んでいる対自分とのコミュニケーションです。これは単純に自信がないだけというものではないと思うのですよね。何か他にあると思って、僕はつぶさに丁寧に自分を見ていきます。自分だけでは限界があるため、コーチをつけて客観的に見える自分をフィードバックをいただきます。

取り組んできて分かったことですが、劇的に変われるものではないですね。今日取り組んだら、明日からは違った自分になるという、幼虫が蝶々になるようなメタモルフォーゼは難しいと思いました。今の自分は、膨大な日常生活の時間の積み重ねです。一つひとつ紐解いて楽になっていきます。

他人と比較して、他人基準のものにすり替えて、周りと同じものにして、自分を見失ってしまうプロセス。これがコーチング(coaching)を知るまで自分がやってきたことです。

それまでは「コーティング(coating)」をやってきました。言葉の響きの違いですかってね。

自分の過去を振り返ってみて、ふと出てきた言葉です。僕がやってきたことは自分の気持ちにウソをついて、「はい、これは自分の思いです」と他人基準を自分の気持ちにコーティングしてきました。

2年前のこの時期は、コーティングされまくり、しまくりでした。塗り固めていたので、何かあるとヒビが入って、「なんだ、自分は大したことないのか」と自分を責めては、自己信頼を落としていくことを繰り返していた状態でした。何かあれば、他人のせいにすることが多かった気がします。

他律で、他人基準で、周りに反応する。
これは自分の人生ではないと思いました。

コーチング(coaching)は自律的な人生を送る一つの手法だと捉えています。

今まで、答えを他人に求めていた節が自分にありました。それに時間をかけて、自分と向き合ってきて、自分で答えを出して、徐々に自律的に、自分の人生の責任を持てるようになってきました。これからも続く自分を磨いていく旅は楽しみです。