こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの坂本忠弘です。
私はいちおうコンサルティングを業の一つとしていますが、コーチングを学んで、それを“掛け合せ”でとりいれることで、変化したかなと思うところがあります。
「口が先」から、「耳が先」へ。かなり途上ではあるが、「自分が言いたいことを言う」のではなく、「相手や周りの感じ考えていることを聴く」に。
「こうあるべき!」「なぜできない!」から、「どうありたい?」「どうすればできる?」へ。問いが、少しは変わった。
ノンバーバルなところに、段々と目が届くようになってきた。その人の表情とか、語感とか、なんとなく醸し出される雰囲気とか。
そうすると、「本音を話せる場」が生まれてきたり、「ここでこんなことを言うとは思わなかったけれど・・・」という話が出てきたり、するように。
「正しい」より、「楽しい」へ。これは、まだまだ全然であるけれど、楽しいというところまではいかないが、「自分らしく」という方向に。
仕事で、会社の役員会に出ることもありますが、そこで、「その人が、自分の答えを導き出すことを待つ」というような場面を、いくらか創り出すことができるようになってきています。
また、自分自身の体験談や自己開示あるいは自己変革の姿を見てもらうことで、「こんなことを言ってもいいんだ」という空気が生まれてくることも体感してきています。
今年の2月に配信された、かなり大きなイベントに出させていただいた際に、コーチングと社外取締役の“掛け合せ”について、話をしました。アーカイブが公開されていますので、もしご関心があればご覧ください。前半戦からコーチングの話を投入しています。
https://channel.nikkei.co.jp/reingsum2022/02181700.html
自分なりに振り返り、かなり健闘していたなと思います。ただ、正直に言うと、もっと喋りたい!という気持ちが強く、モデレーターの方に心の中で「私の次の発言の順番はまだか、早く回してほしい」と投げかけをしていたのでした。また、他のパネリストの発言に対抗しようとしている姿がありありと見えて(心の中ではそうでした)、はずかしいかぎりです。
やはりファウンデーション(自己基盤)を整えていく大切さを実感します。学び続け鍛錬していきたいと思います。