こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの木村和宏です。
今回は、コーチから発せられたある質問によって自分のものの捉え方が変わり、プレッシャーから解放されて楽になって、様々なアイデアにつながるKikkakeとなったお話をします。
4年程前、僕はある新しいサービスを立ち上げようとしていました。
そのサービスを運営する組織の責任者でもあり、そのサービスの成功が将来の道筋を開くサービスと感じていたので、かなり気合が入っていました。
そして、丁度、以前自分が所属していた組織の課題に対してマッチすると思ったので、以前の所属組織にお願いして、そのサービスを試行的に適用してもらうこととなりました。
嬉しかったと同時に、改めて気が引き締まる思いでした。
絶対に成功させたい!
そう思っていた僕は、マイコーチとのセッションでも、毎回、このプロジェクトの話題を取り上げていました。
このプロジェクトを進める目的は2つありました。
・机上で考えたサービスであったので、実際にやってみて、その運営方法がこれで良いか検証すること
・サービスの試行を通じて、メンバーの育成をすること
あくまでも試行適用だったので、口では、失敗してもよいとは言いながら、自分の頭の中では、絶対に失敗したくない、なんとか成功させたい、そう強く思っていました。
なので、うまくいかなかったら・・・、この方法でメンバーが育つだろうか、そんな不安が結構、頭の中を占めていました。
そんな中で、コーチから投げかけられた一つの質問。その質問は今でもはっきりと覚えています。
「失敗してもいいということですが、どこまで失敗できますか?」
思わず、はっ、としました。
”確かに失敗してもいいと言っていたよな。試行なのだから、やってみて失敗したら直せばいいじゃん。”
”やってみて、次への改善点、何か一つ良くなったというのがあればいい。”
”最初から求めすぎるのはやめよう。”
そう思ったら、すごく、気が楽になりました。先ほどまでは、なんとか、成功させなきゃ、という半ば義務感が占めていたのですが・・・
そして次の日、メンバーとの打ち合わせでも、失敗しても良いのだから、色々と試してみようということになって、いろいろなアイデアを皆さんから出していただくことに繋がりました。
コーチとの対話の中で、自分の視点や考え方が変わり、プレッシャーから解放されることで、自分が楽になり、結果として、周囲も楽になって、様々なアイデアにつながる。そんな、素晴らしい連鎖を生み出すコーチングって素晴らしい!
そう感じた瞬間でした。