「質問」にはいくつか種類がある

みなさん「質問」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

質問と一口で言っても、コーチングスキルとしての質問は以下のような種類があると言われています。

  • オープンクエスチョン:相手が自由に答えられる質問
  • クローズドクエスチョン:「はい いいえ」など答えが限定される質問
  • チェンクアップ:塊を作ったり、抽象化する質問
  • チャンクダウン:塊をほぐしたり、具体化する質問
  • スライドアウト:広げる質問
  • 視点を変える:時間、空間、人間など視点を変える質問

私たちは、上記のような質問を、日常生活の中では、特に意識せずに使っていることが多いのではないでしょうか。

きっと、皆さんも、一日の中で、他の人にも、そして、自分にも沢山の質問をしていることと思います。

コーチングスキルの「質問」は、とても重要なスキルで、場合によっては、その人の人生を変えることもあるぐらい、力があるものです。 今回、紹介するのは、私と、「ある質問」との出会いの話です。


「山田さんは、どうありたいの?」その質問が私の人生を変えることに。

私は、2016年からコーチングを学び始めたころ、ある質問を先輩コーチからしてもらいました。

その質問というのが、

「山田さんは、どうありたいの?」

でした。

私は、「あり方」を問われることを、生まれてから、当時36歳でしたたが、初めてされました。

そもそも、「あり方」という言葉の意味すら分からなく、

「えっ?!あり方ですか?・・・・」

としばらくの沈黙の後、先輩コーチから、

「そう、あり方。もしくは、山田さんが、人生で大切にしていることでもいいよ。」

と言っていただき、頭の中をフル回転させて、

「、、、そうですね、元気で、笑顔でいたいですかね。」

と答えて、自分の心の中で、「なんじゃそりゃ!もっと、格好いい、あり方とか、人生で大切にしていることないのか?!」と突っ込みました。


肯定されたことにより、高まる気持ちを感じる

私の、その答えに対して、その先輩コーチは、

「元気!笑顔!いいね、それ!山田さんらしいよ!」

と返してくれ、私は、

「えっ?!そうなんですか?!そんな感じで良いですか??」

と聞き返しました。

それに対して、先輩コーチは、

「うん!いいじゃん、山田さんらしい!じゃ、その元気、笑顔の先にはどんな世界が待っているの?」

と続けてくれました。

私は、その時に、

「いいんだ、そんな感じでも。でも、確かに、元気とか笑顔は大切にしているのは本当だし。そして、そっか、その先に、何が待っているのかかぁ?

というか、「あり方」って、何なんだろう?」

と感じ、その場は、時間の関係もあり、そのやり取りで終わりました。


質問されたことにより、「あり方」へのレセプターが開く

私は、その後の、帰りの電車の中でも、

「あり方かぁ、あり方、、、あり方なんて考えたことなかったなぁ。

でも、なんか「あり方」ってい響きが良いし、大事なことな気がする。」

と考え、「あり方」について調べては、

「自分がどうありたいか?」

ということを実際に口に出してみたり、書き出してみたりしました。

そんな時に、実は、あるコーチの方が書いた書籍と出会いました。その書籍の中に、なんと、「あり方」を定めることが、いかに大事かが、そのコーチの方の体験談をもとに書かれていて、私の「あり方」への探求はさらに加速していきました。

この辺りは、今考えると、まさに、「あり方」の質問をされたことにより、私の意識下に「あり方」がインプットされ、レセプターも開いた状態になったのだと思います。それにより、関連する書籍だったり、ネットの記事などでも、妙に「あり方」が書かれた記事が飛び込んできたり、そのような感じでした。


自分の「あり方」が定まって気がついた大切なこと

「自分がどうありたいか?」

その質問を自分でしながら、ある時、ようやく、私のあり方、

「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続ける。」

が定まりました。ここに至るまで、何度もフレーズを変えたり、平仮名かな?漢字かな?などを繰り返し、実際に口に出したり、書くことを何度もして、人に自分のあり方を伝えながらを繰り返しました。

そして、この「あり方」が定まった時に、私は、理学療法士、そして、複業としてコーチもしているのですが、私が、この2つの仕事をしている理由が明確になりました。

理学療法士、コーチになりたかった理由はそれぞれあったのですが、この「あり方」が定まった時に、

「理学療法士も、コーチも、目の前の人を笑顔にできる。」

ことに気がつき、スッと気持ちが収まりました。

私の好きな言葉で、

「あり方は一つ、やり方は無数。」

というのがあるのですが、理学療法士にせよ、コーチにせよ、あくまでも、やり方、手段であることに気がつきました。

そして、そう考えた時に、

「自分の可能性はまだまだあるな、あり方が定まれば、やり方だって沢山出てくるよね!」

とさらに前向きになることができました。

これらの気づきは、

「山田さんは、どうありたいの?」

という質問から始まったものであると、私は考えています。

そして、あの質問があったので、コーチングを学び始めた時には想像していなかった、自分が理学療法士以外のコーチという仕事も行うことにも繋がっているのです。


質問には、物事を意識させる効果がある

私の、「質問」に関する、体験談いかがだったでしょうか?

質問には、物事を意識させる効果があります。

今回の私の体験談もまさしくそうで、今まで考えたこともなかった「あり方」に関しての質問をもらい、すぐに答えは出なかったけど、ずっと頭の中でグルグルと回り続けました。

そして、質問で面白いと言うか、魅力的なのは、その場でパッと答えられないけど、何か気になる、そういった質問をされると、人は、答えを探しに行きます。

コーチングセッションにおいて、コーチとして、「良い質問をしよう!」と鼻息荒くなりすぎると、意外と上手くいかないものですが(笑)、肩の力を抜いて、コーチとして直感的に感じたことを質問すると、そのような時の方こそ、クライアントの人生を変えるキッカケになる質問が出るのかも知れません。


おわりに

以上、コーチングプラットフォーム認定コーチ山田真伸(やまだまさのぶ)の「質問」に関しての体験談でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回の「質問」に関しての、私の体験談がコーチングやファウンデーション(自己基盤)を学ぶKikkakeになれば嬉しいです!!

自分らしい豊かな人生を過ごせるようになってくるファウンデーション(自己基盤)を学ぶ手段として、コーチングプラットフォームのファウンデーションベースドコーチングの講座で学ぶこと、とってもおススメです。

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