以前にも、このブログに「コミュニケーションスタイル」について書いたのですが、その時は、自身の「当たり前」と他人の「当たり前」がこんなにも違うのか!と驚き、自身に対しても他人に対しても理解が深まったことをお話ししました。
今日は、その後、このコミュニケーションスタイルが、私の過去から現在までの行動に如何に影響を与えてきたか?ということを知って愕然とした話をしたいと思います。

「コミュニケーションスタイル」とは?
「感情表出」を横軸、「自己主張」を縦軸としてその高低で分けた4つのタイプ。
横軸:「感情表出」左が低く、右が高い
縦軸:「自己主張」上が高く、下が低い

私は、「感情表出」が低く、「自己主張」が高い・・左上のタイプで「コントローラー」と表現することもある。

<左上(コントローラー)の特徴>
結果が大事・判断したい・人をコントロールしたがる(支配的)

いつものコーチとのセッションの中で、旅行の計画について話していた時のことです。
「いつも私が行き先を決め、計画を立てて、ホテルなども予約して・・たまには夫が考えてくれても良いと思うのですが。」
私は夫に対する不満を漏らしました。
その時、コーチから返ってきた言葉が私には衝撃的でした!
「ご主人が計画してもあなたは納得しないと思うけど・・」
「え⁈」
想像もしていなかったコーチの言葉に私は絶句してしまいました。
そしてその時思い出した夫との会話。

私:「晩御飯何がイイ?」
夫:「焼そばなんかどう?」
私:「それも考えたけど、そんな気分じゃないんだな。」
夫:「・・・」

いつも夫の提案を素直に受け入れていない私がいました。
「結局、私は思い通りにしたいんだ!」そう気が付いたと同時に、私の思い通りに付き合ってくれている夫に対して、申し訳ない気持ちになりました。

そのことがあって考えてみると・・・
出てくる出てくる!「コントローラーな私」だからこその様々な出来事が。

 *中学の時、生徒会副会長に立候補したのも。
 *PTAの役員を引き受けたことも。
 *子供会の会長になって地元のお祭りを仕切ったことも。
 *20年間ダンスイベントの企画・運営・お金の管理をほとんど一人でやってきたことも。
 *母の喜寿のお祝いを妹夫婦に任せてイラ!としたことも。

「私が思う通りにやりたい!」
「他人に任せて納得いかないのなら、自分でやった方がイイ!」
そんな思いが私の中には有ったんだと気付かされました。
周りの人がそれをどう思っているか?を考えることもなく・・・

「私の思い通り」が強引さに繋がることがあったかもしれないし、そのことで私を「怖い」と思う人がいたかもしれない。

こうして、今まで無自覚だったことを自覚できるようになると、勿論、自身の傲慢さに自己嫌悪を感じることもありますが、例えば、夫のとの晩御の会話でも、「どう話せればいいのだろう?」と少し優しい気持ちで考えられるようになりました。
今は、2つか3つ選択肢を用意し、その理由も説明して、選んでもらうようにしています。そのおかげか、私がイライラすることも、夫がむすっとすることも少なくなったように思います。

「コントローラーな私」を自覚して、それが私の言動に大きく関わってきたことを知りました。時には暴走して他人を傷つけることがあるかもしれない・・
そうならないように、
 どう付き合っていくのか? 
 どんな言動を心がけるのか?
周りのために、自身のために考える・・今まで以上に周りと良い関係が築ければ、と思っています。